一昨日(あえて捨てて来た「番組の質」 - 放送サークルの組織としての成長 )はエラソーなことを書いていたのですが、でも同時に「俺とラジオするのってたぶん楽しくないだろうなぁ」と思ったりします。
たとえば一番付き合いの長い莉奈ちゃんとか
「FMいずもからの帰り道とか、ホント毎回反省会で
いつも怒られてたのでいつ辞めようかと思ってました。」
とか今でもよく言っているし、今の相方のさわこも
「SEIJIさん、番組中とか関係なしにダメだしするからすごく凹む」
と言うし、ちょこしにも
「あたしのこといつもボロカスに言うのに、本当に私でいいんですか?」
と半ギレさせてしまったことあるし。
こちらの理屈としては「俺はあくまで結果しか見ない」ので、他の番組はともかく俺がイニシアティブ(主導権)を発揮する場において、結果が納得いかないのであれば、その原因がどこにあるのか検証するのはそりゃ俺の当然の責任だろうと。
しかもその検証はけっして人のせいだけじゃなくて、「いやぁ、今日は俺がよくなかった。」「ぜんぜんダメだった」とブツクサ言いながら帰るのだって日常茶飯事だろう。
俺が口にしているのは次繰り返さないための「検証」であって、特定の誰かに「ダメ出し」とか「悪く言ってる」つもりはまったくないのだけれど・・・。
と思っていたのですが、昨日三島さんにも
「最近、伊藤さん、私に対しても厳しいですよね。
”尺を使ったわりに、内容薄かったですよね”
とか言われて 怖っ!って思いましたよ(笑)」
あー ついに三島さんにもそんなこと言い始めたか・・・
俺ほんまに誰彼かまわずやな・・・
と思った時に思い出したのがちゅうそんに以前言われた
「SEIJIさんの前で話するのってすっごい緊張するんですよ。
誰かの話がはじまったら、もう、吟味する顔じゃないですか。
しかもつまらなかったら露骨にそういう顔するじゃないですか。
果てしないプレッシャーですよ。
しかも進学会の時からそうでしたし。」
あのお話上手のちゅうそんをしてそこまでプレッシャーって、俺、どんだけ厳しいねん。。。とちょっと反省してました。
ただ、なんでそんな風になったかと言うと思い当たるのはたぶんコレ。
愛想笑いに注意 - 行雲流水(SEIJIのblog。)
http://plaza.rakuten.co.jp/20040707/diary/200606090000/
これはうら若いSEIJIの心に深いトラウマをあたえたちょっとした事件。
「世間の人(特に女)は、つまらなくても、おもしろいと簡単に言う」
世間があてにならないならば、せめて自分だけはストイックにいよう。
「おもしろい」とは何だ? 「おもしろい」はどこから来るのだ? 「おもしろい」と「つまらない」の差はどこから来るのだ? この話はみんなにとって「おもしろい」のか?
というようなことを10代半ばからずーっと自問自答を続けていたからたぶん求道者みたいになってんだろうなぁと。本人はそんなつもりないけど。
なので逆にいえばそういう考察から得られた知見の蓄積というのは結構あったりするのです。
よく学生に言う「JARO理論」なんてのは最たるもんですけど、それ以外にコマゴマとしたテクニックっていっぱいあるんですよ。
ただ結局それって「対処療法」なので「あの話はこの理論に則って、こう表現した方が印象がシュッとする」という教え方しかできないので、やっぱり同じ番組でやらないと教えられないよなと思ったり。
余談ですが、私の代わりに「みしまやインフォ」のメインをお願いしたすずかがしゃべっているのを莉奈ちゃんに聴いてもらったのですが
「これ、すずちゃんですか? すごい!」
「感動して涙でそうになりました。こんなにはっきりしゃべれるなんて!」
・・・そ、そうか? 結構キツめに指導して、確かに劇的によくなった気はするが 泣くほどか?
というような話をしたら三島さんも概ね好意的な評価で。
「ちゃんと教えれば、伝わるのだな」と。
まぁ、ただ文章が
「ちゃうねん、ちゃうねん、そうちゃうねんて」
というダメ出しからはじまるのはご勘弁を。
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