一般社団法人
日本ホスピタリティセラピスト協会の松木恵里です。
卒業シーズンですね。
子供たちの成長に涙ぐみ、
新しいステージに向かう背中を想ってまた涙。
区切り区切りで感動を与えてくれることが
子育ての喜びだなぁ・・・と感じます。
残念ながら大人になると、
卒業式も入学式もなく・・・
だから
自分で自分の人生に目標を持ったり、
達成したら次を目指したりと、
自己管理していくしかありません。
昨年の秋頃わたしは、
なんだか燃え尽き症候群になってしまった時期があり。
いつもならやりたいことの夢や希望に溢れていて、
それを実現するためのエネルギーもコンコンと湧き出てきて、
そのエネルギーでまた人を巻き込みながらみんなで成長していく・・・
はずなのに。
どうしても力が湧いてこなくて、
気持ちが沈んでばかりの時期がありました。
こんな自分が人と一緒に成長しようと巻き込むわけにもいかないので、
人付き合いもなんだか消極的になってしまって。
これじゃあかーん。
何があかんのかわからないけど、とにかくあかーん。
そう思って、
なんとなく向かった先が「心の保健室」だった。
どうにかして欲しいわけでもなかったし、
そもそも、
どうしたいのか自分がわかってないんだから相談のしようもなかったんだけど。
その日「心の保健室」でなんとなく過ごし、
その後すぐ、
ホスピタ協会にとんでもない事件が起こったので、
燃え尽き症候群なんて言ってる場合ではなくなってバタバタしまくっていて。
で、少し落ち着いた今、改めて、思ったんです。
あの日、
「松木先生は卒業式を迎えたんですね」って言われて。
卒業式かぁ・・・
協会を立ち上げて６年経ったから確かに小学校なら卒業の時期だなぁ・・・
あ、わたし、自分を褒めてあげなきゃ・・・って。
わたしは、人を褒めてあげる側の立場です。
会った人のいいところを見つけて、褒めて、元気付けて、
また前を向く為のエネルギーを分けてあげるのが自分の役目だと思ってる。
だから、
誰かから褒めて欲しいとか思って普段生きてない。
だけど、
だけどこの日、心の保健室で「まさよさん」に褒めてもらえた気がした。
卒業式を迎えるまで走り続けた自分を、
まさよさんが褒めてくれたように感じたんです。
「すごいですね」って言って欲しいんじゃない。
「すごい」と言われるのは苦手だし違和感を感じるので、
そう言われていたとしたらきっと、
天邪鬼なわたしは心をそっと閉ざしていたと思う。
そうじゃなくて、
ただただ諦めずに走り続けたことを認めてもらえたような気がしたことが、
わたしの心をとっても軽くしてくれた。
「心の保健室」を訪ねたあの日がわたしの卒業式だったから、
そこからまた新しい未来に向けて前を向くことができたんだと思う。
あの時消化できずに腐ったままの心でいたら、
今回のとんでもない出来事にも、
積極的な気持ちで向き合えなかったんだろうと思います。
みなさんも、
節目節目で自分自身をたくさん褒めてあげてください。
誰かから褒めてもらえる機会を作るようにしてみてください。
大人にだって、セレモニーは必要で、それがまた明日からの力になるから。
そして自分が満たされてまた元気が出てきたら、
今度は誰かの話を聴いてあげてください。
きっとその人は救われるから。
居心地良い相手に、人は心を許すんですよね。
誰かにとって自分自身がそうなれたら幸せですよね。
そのためにも、大人のセレモニーを、大切にしていきましょう。
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