冷凍メバチ、価格維持なるか!? | 清福丸ブログ

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今日は気になるマグロ記事をご紹介鉛筆


「年明け冷バチ 入荷絞り価格維持も」
昨年に品薄高騰した冷凍バチ卸売市況は、年明け以降も入荷を絞られ価格を維持しているが、下旬以降の需要一巡(2月不需要期)、更に新型コロナ第6波の動向如何によって再び不透明感を強めて行く気配だ。豊洲荷受の集計によると、1月の冷凍マグロ類入港予定は、運搬船ゼロ、同繰越2隻2,350トン、独航13隻2,600トンの計4,950トンに止まる見通し。30日に運搬船1隻の入船が見込まれるが、2月からの水揚げにカウントされるもの(2,500トン程度)。また、これからは時期的に運搬船、コンテナともにアイルランド、地中海など大西洋系クロマグロが主体に入って来ることとなりバチの絶対量は当面、見込めそうにない。半面、切り身、ネギトロ加工業者にとって下高は既に限界に来ている局面だ。
冷バチ相場について豊洲市場関係者は次のように話す。昨年10~11月に浜値が高騰、その半分以上は捌いているが、セリ場もプラスになっているわけではない。何とか品薄感で値を崩さずもたせている状態。出荷者は昨年高い玉を購入し小出ししながら張っているが、年末商戦を終え、年明けは盛り上がりを欠いている。但し、搬入も少なく1月中に焦ってがんがん出荷しなくてもよい、損するようであれば絞って乗り切りたいという構え。セリ場の大バチ入荷数も500本ちょっとで推移している。1月は成人の日のイベントが終わってしまえば、需要は一巡し、2月はもっと厳しい。出荷側はマイナスになれば更に絞ってくるだろう。その一方、正肉、ネギトロなどの加工業者は1,000円の原魚では採算が合わず下げたくてしょうがないという雰囲気だ。総合的にみれば1月後半から2月にかけて、セリ場の方が下げて行くのではないか。そうなった時に産地では入札相場がどうなっていくのかという展開になるのではないか。いずれにしろ、セリ場の下値も浜値もギリギリで、それらを維持してやって行くには当面は数を絞っていくしかないということだ。
そうした中、オミクロン株の感染拡大も気になるところ。先週に沖縄、山口、広島の3県がまん延防止等重点措置を適用、飲食店の営業時間短縮や酒類提供停止を求める方針。再び業務関連の需要減が予想される。全国在庫統計グラフをみると、これから搬入シーズンを迎えてクロマグロ在庫が増加して行く(昨年は5月にかけて)。また、赤身マグロ類の在庫は昨秋にバチのみ漸減、キハダと在庫水準は逆転した。ただ、キハダもまき網も少なく原料は逼迫したまま。大阪、名古屋ではえ縄の生が高騰するなど全国的に赤身は品薄となっている。(週刊マリンフーズニュースより記事抜粋)




昨年後半より価格が上昇していたメバチやキハダなどの赤身マグロうお座
原因は2つあって、コロナ禍による巣籠需要でスーパーなどの量販店で消費が拡大したこと、コロナ禍による影響で主に外国のマグロ船が出漁できず日本への搬入量が減ったことが要因コインたち

我々遠洋マグロ漁業者としては昨今の原油価格や餌料、資材の高騰やインドネシア人乗組員のコロナ感染対策費など、経営コストが上がっているなかで、単価上昇は救いの手でありました星
(ちなみに昨年前半は過去最低の安値だったので、まさに3重苦の苦しみでしたアセアセ

さすがに昨年12月あたりには相場もあがりきり、価格は踊り場状態になりましたランニング
また年も明けてお正月需要も一巡し、これから春の卒業・入学そしてGWまで低需要期に突入しますえー
毎年2月はマグロの値段が下がるのですが、外国船のからの搬入量も依然少ないままですので、なんとか相場が大きく下落しないで保ってくれることを期待したいと思いますお願い

そして気になるのがオミクロン株の拡大えーん
こればかりはどのように相場に影響してくるか読めないのが実情ガーン
オミクロン株の流行で消費マインドが下がらないことを祈りたいと思いますお願い

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「seifukumaru_miyako」

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