ニホンウナギ、漁獲量制限合意 | 清福丸ブログ

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知られざるマグロ業界の実態や日々の出来事をご紹介します。


ここ数年、資源の枯渇が叫ばれているニホンウナギの稚魚ですが、関係各国で話し合われた結果稚魚の漁獲制限を行うことで合意されましたビックリマーク
これは日本・台湾・韓国・中国の4カ国の代表が東京に集まり、ニホンウナギの資源管理を話し合う国際会議で決定したものメガネ

現在ニホンウナギの稚魚“シラスウナギ”は河川環境の変化や乱獲により漁獲量が減少しょぼん
そのため国際自然保護連合(IUCN)はニホンウナギを絶滅危惧種(レッドリスト)に指定しましたショック!
さらにこのまま行くとワシントン条約の国際取引の制限対象となってしまう恐れがあることから、今回ニホンウナギの資源管理について初めての国際的な枠組みを作るに至ったのです得意げ

新たな制限ではシラスウナギの漁獲量を2割削減することになり、漁期にあわせて今年11月から導入されるそうですべーっだ!

しかしまだまだこの規制も課題は多いですあせる
実際今回の規制は稚魚の使用量の削減は自主的な取り組みで強制力はありませんえっ

その点は日本の水産庁も重々承知しており、議長を務めた農林水産省の宮原正典顧問は協議後、今回の決定だけでは十分と思っていないとしながらも「(国際的な資源管理の枠組みの)プロセスが始まったことが一番の成果だ」との認識を示したそうですクリップ

マスコミは盛んに「今後うな重の値段が上がり、庶民の食卓に影響が…」と報道していますが、元々うなぎはハレの日の食材で、うなぎ屋で食べる値段は高いのが当たり前でしたむっ
それが大手スーパーや牛丼チェーンなどが安い値段でいつでも食べれるように流通させた結果、資源枯渇を招き、今回の規制につながったと思っていますプンプン
僕は然るべきモノは然るべき値段と場所で提供されるべきだと考えていますので、今回の規制で値段が上がるのはむしろ当然だと思っていますビックリマーク

そもそも日本人は旬の食材を楽しみ、四季を感じる民族でしたが、時代が変わり年中同じ商品が同じ価格でどこでも手に入るようになりました得意げ
それは確かに便利かもしれませんが、何か日本人のよさを忘れてしまったような気がしますしょぼん

今回のニホンウナギの規制は我々の食卓のあり方を考えるうえでいい機会になったのではないでしょうか目

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