こんにちは。
ブログをご訪問くださってありがとうございます。
天野茂美です。
少し前の投稿で、コア・トランスフォーメーションというセッションのお話をさせていただきました。
コアトラは、トラウマや、止めようと思っているのに止められない習慣や悪癖、繰り返し起こる問題などについて、根本的な解決を目指すセッションです。
そのセッションの入り口になるのが、その問題についての痛みや苦しさ、悲しさなどの感情を、体のどこに感じるか?を見つけること。
そして、感情を感じた体の部分(コアトラではパートと呼びます)に、その体験を通して何を望んでいるのか?を問いかけて、
パート(体)からの返事を待つ。
という行程を繰り返すことによって、最も深い部分に眠る望みや目的を見つけます。
終始、体から答えをもらうのです。
私には、この「体が答えを知っている」という感覚が深く腑に落ちて、もう15年近く前にコアトラの勉強をし、インストラクターの資格を取りました。
体から得た答えは、思考で導き出した答えのように論理的ではありません。
理屈で考えると「?」と感じるような答えが出てくることもしばしばです。
ですが、その理屈に合わない答えこそ、潜在意識から引き出されてきた深い望みなのですね。
そして、このコアトラのセッションを肉体レベルで行っているのが、リラクセンス・ボディセラピーと言えるかもしれません。
リラクセンスでは、皮膚に触れた時に体が返してくれる「反応」が答えとなります。
コアトラは言葉で尋ね、
リラクセンスは皮膚に手を触れることによって尋ねる のです。
コアトラのセッションでは、時にクライアントさんが難しいと感じることの一つに、思考が働いてしまう、ということがあります。
パート(体)からの答えを待ってください、と誘導しても、待つ間にどうしても思考が働いてしまう、という方は少なくありません。
けれど、体の反応というものは、思考が働くより前に「起こってしまう」もの。
思考の入る余地がないわけです。
そして、体と心は密接につながりあっているので、体の反応を利用して体のバランスを取り戻していくと、結果的に自然と心のバランスも取り戻すものです。
これは私の体験なのですが、
以前、リラクセンスの熊倉先生のセッションを受けた際のこと、
翌日、当時飼っていた犬の散歩をしに海岸に行き、海辺のカフェでコーヒーを飲んでいた時、急に何の脈絡もなく、
「あ、、、これで良いんだ」
という、何かが腑に落ちたような感覚が体中に広がっていったのです。
何がどう良いのか、思考では全く分からないのですが、体の奥底から安心感のようなものが広がったのですね。
あの時の感覚は、今でも身体が覚えています。
そしてこの時の体験が、リラクセンスをもっと皆さんに知っていただきたい!という想いのきっかけになったのです。
私たちはあらゆる問題の答えを、どうしても思考で導き出そうとしてしまいがちです。
でも、根本的な解決に至ったのは、実は思考によるものではなく、偶然と言われる出会いや出来事によるものだった!というような経験をお持ちの方は、案外多いのではないでしょうか?
私たちは普段、あまりにも思考に頼り囚われすぎていて、体が持っている偉大な力を見逃してしまっているのかもしれません。
それは逆説的に言えば、目の前に最新型のパソコンがあるのに、その役割を知らず使えずにいる、江戸時代の人のようなのかもしれませんね(^_^;)
思考に比べて原始的と思われている体にこそ、全ての叡智が詰まっている
と、私は常日頃 実感しています。
体に意識を向ける時間をできるだけとるようにして、体に対する意識を変えていくと、意識した分だけ、体はどんどん応えてくれるようになります。
体にどのような意識を持っているかによって、健康状態や運動能力なども変わってきますし、
体に問いかける習慣をつけることで、様々な答えを教えてくれるようになります。
そして、そのような関係が創り上げられる過程で、体への深い感謝の念が自然とあふれてくるようになります。
実際、クライアントさんからいただくご感想の中でトップなのが、体に感謝できるようになったこと、です。
体や心が変われば、そして自分の体に感謝することができるようになれば、当然 人生の風向きも変わっていくはずですね。
そう、体は人生までも望む方向へとナビゲーションしてくれるのです。
体と仲良くなって、一緒に楽しく豊かな人生を創り上げられたら、とても楽しいと思いませんか?
そしてそれは、今この瞬間から始められることですね(^-^)
最後までお読みくださってありがとうございました。