「18÷0」の答えは「0」...??? | 伊勢崎あずまの塾 精鋭みどり塾

伊勢崎あずまの塾 精鋭みどり塾

群馬に生きる塾講師の...ぼやきブログ。

おはようございます。みどり塾です。

 

18÷0=? 小3の算数プリントが不可解な出題で物議「割れませんよね?」「“答えなし”では?」(ねとらぼ) - Yahoo!ニュース

 

「娘(8歳)の宿題見てたんだけど、

この問題ってどうしたらいいかわかる…?

0÷8=0 はわかる。 

18÷0=??? 

ちなみに18÷0=の答えは

0らしいんだけど、コレ0になる?」

 

というSNSの投稿が話題に。

 

 

...よくあるなぁ、コレ。

 

「0÷8=□」は「□×8=0」と

変形できるので「0」が正答。

これは間違いない。

 

しかし「18÷0=□」となると

「□×0=18」に当てはまる解がない。

よって「解(答え)なし」とした

投稿主さんが正しいワケですねぇ。

 

そのため、小学校に限らず

「0で割る割り算」は扱わないのです。

 

 

 

投稿した方によると

先生は「18÷0」の正答を

「0」と返答したそうですが

 

...「0÷18」と混同したんじゃね?と。

 

 

実はワイも小学生の頃、

 

「0÷8」も「8÷0」も答えは0

 

と教わった記憶が確かにあります。

 

 

その後、塾講師となったワイ、

算数や数学を教えるようになって

 

...先生、間違えてたじゃん!

 

と気づくことに。

 

 

 

ちなみに、ややこしいんですが

「0÷0」の場合は

 

...解は無数に存在します!

 

前述の例でいくと

「0÷0=□」→「□×0=0」となるため

□に当てはまる数は

 

...なんでもいいことになる、と。

 

実はコレも解を「0」だと教えている

教師、講師、意外に多い...。

 

間違いではないですが

(0も解の1つであるため)

唯一の解ではないため

不十分、正答とはいえないでしょう。

 

 

 

まとめると「□÷0」の計算は

 

1.□が0以外の場合、「解なし」

2.□が0の場合、「解は無数に存在する」

 

となるため、「□÷0」の計算は

数学的に「定義されない」ことになります。

 

 

小学校の先生の場合、

必ずしもその教科の専門ではない。

おそらく数学専門ではなく

ひょっとすると理系ですらない?

のかもしれないなぁ、

 

...と、国語専門の講師ワイ、

自分を棚上げして想像してみました。