男の子ってアホな動きするじゃん...??? | 伊勢崎あずまの塾 精鋭みどり塾

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「男の子ってアホな動きする」木下優樹菜 車の運転中に遭遇した“パパチャリ”の悪マナーに激怒(女性自身) - Yahoo!ニュース

 

・朝の時間帯にフラフラしながら

 ママチャリを運転していたため

 大渋滞が起きていた。

 

・イヤホンを装着し、携帯電話を

 触りながら運転していた。

 

という「お父さん」を見かけた

木下優樹菜さんが苦言を。

そのパパの運転が危なっかしいことや

イヤフォンとか携帯電話を見ながらは

確かに違反ですが、

 

 

「パパってちょっと危機管理能力がやっぱ…。

男の子のケガ率って凄いじゃん。わかる? 

ちょっと男の子ってアホな動きするじゃん。

そういう生き物なんだろうね」

 

 

...これはねぇ、偏見ですよねぇ。

 

「パパの危機管理能力」と

「男の子のケガ率」に

いったい何の関係があるのか。

 

「男の子ってアホな動きするじゃん」

 

にしても、そう。

「パパ」「男の子」に限ったことではなく

個人の資質、性質に依るものでしょう。

 

 

普遍的なように見えて

実は主観的な経験論というのは

そこら辺いたるところに転がってる。

 

そしてそういう考え方、見方を

「偏見」「先入観」などと言い

「差別」の大元になるワケです。

 

 

既知の一般論や前提などを基に

論理を積み重ねて結論を出す、

「演繹法」という考え方があります。

 

木下さんの主張も一見すると、

それであるかのように思えますが

 

・論理の積み重ねがない

・そもそもの前提が間違っている

 

という重大な欠陥があるため

論理が破綻しています。

 

 

「男の子のケガ率は凄い」

→ データ、エビデンスがない

 

「男の子はアホな動きをする」

→ 単なる思い込み

 

「パパは危機管理能力がない」

→ 三段論法になってないし

  理由・根拠が全く不明

 

 

 

自らの経験のみを根拠とし

感覚で物事を推し量るという

ロジカルシンキングの習慣がない、

そういった人たちには

木下さんの言葉が容易に響く。

 

「わかるぅ~!」

「それな!」

「そうそう、ウチのパパも...」

 

 

パパの1人として

かつての男の子の1人として

 

...こんなアホな理屈で

十把一絡げにされちゃたまらん、と。