小学館はなぜアクションを起こさないのか...??? | 伊勢崎あずまの塾 精鋭みどり塾

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群馬に生きる塾講師の...ぼやきブログ。

おはようございます。みどり塾です。

 

未だ批判冷めやらぬ

「セクシー田中さん」問題。

 

・「漫画からの改変は認めない」

 という契約で日テレがドラマ化

         ↓

・それが守られず、毎回改変された

 脚本が渡され、その度に修正

         ↓

・最終2回についてはもはや無理

 と判断し、原作者が脚本を執筆

         ↓

・それに不満を募らせた脚本家が

 SNSで言い分を暴露

         ↓

・原作者が事の経緯と真相を

 小学館同意の下、SNSに投稿

         ↓

・真相を知った視聴者、読者から

 脚本家が批判に晒される

         ↓

・脚本家への批判に心を痛めた

 原作者が急死

         ↓

・「脚本は原作者の同意済み」

 というコメントを日テレが発表

         ↓

・シナリオ作家協会の理事が

 原作者急死の報道当日に

 持論を展開した動画を公開

 

 

「脚本家vs原作者の対立構造に

不当に陥れられている」

というのが、脚本家や日テレの

言い分のようですが...。

 

上記の流れを見て、不必要に

不満を表明したり、対立構造を

煽ったのが脚本家であることは

 

...明白でしょう。

 

特にシナリオ作家協会の司会役、

女性脚本家の動画での発言は

あまり事情通ではない私にも

 

...そんなこと、今日言う??

 

という、あまりに場違いなもの。

 

 

「最近の原作者はこだわりが強いんですよねえ」

 

「私は原作者とは会いたくない派。

大切なのは原作であって、原作者ではないかな」

 

 

さすがに協会もマズいと考えたか

動画は即日削除し、謝罪コメントを。

 

「小説や漫画等を脚本化させていただく際の

原作者と脚本家の関わり方などに関して

敬意や配慮を欠いた動画を配信したことにつき、

深くお詫び申し上げます」

 

「何よりもテレビドラマ『セクシー田中さん』

の原作者である芦原妃名子様の訃報が

伝えられた当日に、当該動画を配信したこと

は故人の尊厳にも関わる軽率な行為であり、

重ねてお詫びを申し上げます」

 

 

...全くもってその通り。

そしてその認識を公開する前に

なぜ共有できなかったのでしょうか。

 

そもそも司会の女性脚本家が

ほぼ独りで持論を展開し

発言の多かった男性脚本家も

基本的に同意してない様子も

充分に感じられました。

 

「今回の動画内における出演者の

発言も当協会の公式な見解ではなく、

また当協会に所属する他の脚本家の

意見を代弁するものでもございません」

 

「今回のような事態が生じたのは当協会

の管理が不十分であったためであり、

『シナリオ作家協会チャンネル』の

運営方法を含め、今後につきましては

皆様のご意見、ご批判を真摯に受け止め、

しっかりと議論を重ねながら

改善してまいる所存です」

 

 

...やはり、その通りなんですが

後手後手というか、これはもう

司会の女性脚本家の独断専行

ということなんだろうか、と。

 

 

なんにしても、今回の問題は

脚本家の専横、うぬぼれに

フォーカスされがちですが

 

...一番の問題は

日テレと小学館にあると思います。

 

本来、企業として個人である

脚本家、原作者を守る立場。

 

特に小学館は日テレに対して

抗議をしてもいい立場であり

契約不履行で法的に告訴しても

いいくらいだと思うんですが

 

...なぜかダンマリなんですよねぇ。

 

脚本家vs原作者、という

個人間のトラブルに仕立てたい、

そんな企業論理、思惑が

感じられてならない。

 

 

私の杞憂、邪推であればいい、

そう願っているんですが...。