ガル男、あんなにヘンテコな日本語しか喋れなかったというのに、学校で毎週ある漢字テストのお陰で、書いて、話す日本語が増えて行っている。
帰国子女が多い学校に通っているので
その漢字テストも、最初は「花」「海」なんてレベルから始まり、最終高校３年生では、漢字検定２級までを網羅するという塩梅。
実にありがたいシステム。
先日もそのテストがあったようで...。
帰って来て開口一番
「あ～もう、一問間違えた～」
と悔しがっている。
どないした、どないした
と寄っていくと
「漢字テスト、違う漢字書いてしまった～」
と。
が、ガル男...なにをどう書いた？
足元シベリア入り始めるオカン。
『かいさつ』って問題、オレ...
山菜って書いた
オイ――――――
山菜ってアンタ～
そんな漢字やったら
毎朝、ピってやって通り抜ける時に、しゃっって山菜出てきてまうやないかー!!
「あっ、今日はわらびか」
「おっ!今日はラッキー！フキノトウやん」
「え、マジか、今日つくし～!?」
楽しい出勤タイムやのう
それを横で聞いていたガル子。
あら、あれ？
と、こっちも「かいさつ」を書こうとして、困っている。
「『さつ』が出てこないなぁ。えっと～」
と思いついて書いた漢字
改殺
改めて殺すなよ～
てか、いっぺん殺してもうてんのかいな
そんなぶっそうな「かいさつ」なら
いっそ、山菜が出てくるファンタジー改札の方がええな
と帰国子女漢字攻撃を受けたオカンでありました。
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Boi