これは6月上旬、梅雨に入るちょっと前の話。

 

朝起きて来たガル男が、窓の外を見てひと言。

「ママ・・・洪水おきてる」と。

 

えーーー!!!とオカンも慌てて窓に駆けつけて

「どこよ、どこよ~?」っとガル男が見ている方を見ると

 

そこには水浸しになっているある一角が。

いや、ホン・・・・、ちゃうやん、そこ

田んぼやないか~い!!

 

え?田んぼ?とわかっていない様子のガル男。

田植えが始まるから、田んぼに水をいれていく「入水」って作業が行われたんでしょ?

というと

 

 

と目をぱちくりさせながら、新ワードに静かになっていた。

 

この手の『前に住んでいた国の標準が抜けない族』はこれまでにも顔をだしていた。

 

タイから戻ってきた時は、電力使い過ぎて、ブレーカーが落ちただけなのに

「なんでもかんでも停電説with キャンドルナイト」

がこびりついていたガルたち。

 

タイでは、夕方にどでかいスコールが来る時期があって

家から見える南の空模様が怪しいなぁ、となれば

駐妻はみな、急いで

 

米を炊け~

子供にシャワーを浴びさせろ~

家の中のろうそくを全部持ってこい~

 

とスコールの猛烈な雨と風に電線ちぎれて停電となることへの準備をしていたのが常。

だって、ひとたび停電したら、2時間くらい復旧しないとか、当たり前だったから。

 

これに出遅れた来たての駐妻ちゃんなんか

外出しててなんとか戻ってきた時には停電。

エレベーターも動かず、にっちもさっちもいかず、家のある20階まで階段で...、9階あたりでもう、ひ、ひざが~(ガクプルガクプル・・・)

いや、もうただの悪夢

 

こんな生活の中で、ガルたちにとっては停電は日常。停電になったら、ろうそくを持ってリビングに集まる、という習慣が身についていたのだ。

 

そして、アメリカでの生活ではすげー雨がふると

近所の通りが

枝だらけとか

 

友人宅の木がぼきっと

折れたりとかは、年に1,2回あるのが普通で、だから

 

公園に

image

でっかい水たまり出現

 

家の前に

池出現

 

道路横に

川出現

 

とまぁ、これがガル男には色濃くのこる最近の経験だったせいで、土が見えていた田んぼに、ある日突然ぱんぱんに水が張られている

 

この状態を目の当たりにすると

 

 

洪水、えらいこっちゃ

という解答を導き出したのも、無理もなく・・・。

 

しかもね、マンションの部屋から田んぼが見えるとか

「経験したことないアングル」

田んぼには、あんなに水たっぷりで、上からはあんな風に見えるとは初めて知った訳で。

 

その日の夕方、ガル子が言う

ママ、田んぼの作業ってボートでやんの?

と。

 

怖いこと言うなぁ

と思って田んぼに目をやると、そこに見えたのは

あぜ道を走る白い軽トラ。

 

これまた「経験したことないアングル」から見ると

あぜ道ってものすっごい細いものに見えて、夕方にはもはや一続きの田んぼのように見えるため、そこに走る軽トラは、水面をす~っと浮いて移動しているように見えるのだ。

 

タイでは停電を学び、アメリカでは洪水を学んだ。

そして、今、日本で、我が家は水田の見え方を学んでいる。

 

次の転勤で、この水田経験がオモロイ勘違いを導いてくれるのか、と

楽しみなのでありました。

 

 

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雨も雹もわやくちょなあのシカゴの日の記事をどうぞ

 

そういえばすでに「水田」エピソードありましたね

 

 

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今日もお読みいただきありがとうございました。

Boi