「縁起」という考え方。 | The Awake 〜人生再創造の旅〜

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醒(sei)です。

 

本日は、

「縁起」について考えたいと思います。

 

・縁起という考え方

・自分は他人との関係性で成り立つ

・誰かのために役に立つことが大切

 

宗教的なにおいがすると、

何となく毛嫌いしてしまいそうですが、

「縁起」という概念は、情報世界における悩みが肥大化した現代を生きる上でとても大切な考え方です。

 

「縁起」という思想は、

2600年前にお釈迦様(=ブッダ)が脳の前頭前野で思考をフルに働かせてたどり着いた思想です。

 

2600年前、ブッダは、

この世に生を受けた人間が回避できない生老病死の四苦を

いかにして克服するかを真剣に考え続けました。

 

 

瞑想をひたすら続け、

大脳の前頭前野を鍛え続けることで、

思考の次元を上げ、たどり着いたのが「縁起」です。

 

 

自分というのは、関係性の中でしか定義できない。

自分はもともと存在しておらず、

他人や世界との関係性についての情報でしか定義できないことを悟ったのです。

 

 

たとえば、自分を定義しようとすると、

父親が誰で、母親が誰で、どこに住んでいて、趣味は何で、好きな食べ物は何で・・・

と、自分以外のものでしか定義できず、

各々の情報が交わる点が自分という存在になります。

 

 

つまり、

 

自分がこの世に存在するということは、

必ず、他人や世界の関わりの影響を受けているということです。

 

それが、「縁起」の思想です。

 

 

人生における悩みのほとんどは、本を正せば、

人間関係という関わりから生じています。

 

 

何らかの悩みが生じると、

環境や誰かのせいにしてしまい、外部環境を変えることに注視してしまいがちです。

 

しかし、

 

自分自身が外部との関連性で定義づけられることを考えると、

悩みのある現状ができあがってしまったのは、

自分が外部に間違った影響を与えたことで、関係性がこじれている可能性があります。

 

 

自分が間違った選択を続けた結果、

悩ましい環境、関係性が生じているとしたら、

 

悩みを解決するためには、

より良い選択をして関係性を改善できるように

自分を見つめ直すことが必要です。

 

 

自分の都合を優先するのではなく、

常に誰かのため、環境のためを想いながら行動することが大切なのです。

 

自分の存在を定義する関係性が改善すると、

おのずと、悩みも解消されるのではないでしょうか・・。

 

あなたも「縁起」の思想を取り入れ、

自分が抱えている悩みにどう活かせるか考えてみてくださいね。

 

 

それではまた。