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役人天国「ニッポン」!?

夕方のNEWSを見ても、深夜の討論番組を見ても、必ずといって取り上げられているのが官僚・公務員の「天下り」問題だ。
高額安定収入、リストラなし、安い家賃の住宅付…。んで、高い退職金をもらって一線を退いた後は、独立行政機関もしくは民間企業へ役員として再就職。数年勤めた後は、またまた退職金をもらって、次なる組織・企業へ…。とまあ、こんな具合である。我々、宇宙人から見ても「おいしい」身分だ。
一般の国民感情から見れば、「不公平感」は否めない。

だいたい、この「天下り(あまくだり)」という言葉…。これがおかしい。「天(てん)」から降りてくるのである。普通、天から降りてくるっていうのは、どの映画を見ても「神様」か、我々「宇宙人」と相場は決まっている(笑)。それを、同じ人間どうしでありながら、一方を「神」に例えているのだから全くもって滑稽(こっけい)である。

そもそも日本国民というのは、特権階級社会を良しとしてきた民族である。
インドのカースト制、フランスのアンシャンレジームと並んで、世界三大身分制度と称される「士農工商」下で、長年国の体制を維持してきた歴史がある。したがって、「お役人さま」という呼び方まで皮肉を込めて、現在も使われているのである。
CMではないが、「役人」に「お」まで付けて、おまけにお尻に「さま」まで付けるのであるから、以前はいかに偉い存在であったかは推測できる話である(笑)。

さて、戦後60年あまり。日本は敗戦を機に欧米の政治制度を取り入れ、公務員は「国民の下僕(しもべ)」「人民への奉仕者」なる言葉で呼ばれるようになった。
一転、「神」から「下僕」に降格した格好だ。
深夜の交番や、飲酒運転の検問場で、検挙された酔っ払いが、「お前らはワシの税金でメシ食わしたってんねん!」とくだを巻いている姿を見かけた人も多いはず…。
これもおかしな話である…。
確かに、公務員の給与は国民の税金で賄われているには違いないが、その国民もまた治安の維持や公共サービスという形で恩恵を受けているのも事実だからである。
だいたい、それをいうなら一番偉いのは、第1次産業従事者、いわゆる「お百姓さん」ということになりはしないか?、全ての人間は彼らのおかげで「メシを食わせてもらっている」いるのだから…(笑)。

同じ人間。あらゆる職業の人がいて、世に労働を提供し、食物や商品・サービスを産み出し、その対価として給料をもらい、それを使って生活している。
労働の内容や時間帯、またその報酬に差はあれど、していることは皆同じである。
だから、本来は、互いが全ての職業を尊重し、同じ目線でモノを見るべきだと思う。


冒頭でも述べた天下り…。それに加えて公務員の職務怠慢や、お役所の無駄遣い…。
たしかに腹立たしい問題だ。

民間企業では、売上を上げた者が、「優秀」と評価される。いわゆる、たくさん「カネ」を集めてきてナンボの世界である。
では、公務員の場合がどうか。確かな評価制度や「売上」など元々ないので、「カネ」=「予算」をより多くとってきた者が優秀と評価されるらしい。
それはつまり元を辿れば「国民の血税」である。

切り詰めて、切り詰めて予算執行をすれば、翌年は「今年できたんだから、来年もそれで頑張ってね。」てなことになって、本来、優秀な仕事と思われることが、公務員の世界ではその逆になってしまっている。何とも不条理な世界である。

だが、大多数の公務員は与えられた職務を果たし、職責を全うし、まじめに働いている。
「木を見て森を見ず。」
どんな職業に従事している人でも、自らの会社や組織をより良くしたいと思うのは当然の成り行きである。
悪いのは、そういった不条理が是とまかり通っている役所という組織であって、その組織を手を拱(こまね)いて見過ごしてきた政治家たちである。

そして、その政治家を選んだのは、まぎれもなく、国民自身なのである。


風評やマスコミに流されず、国民には正しくモノを見る、確かな目を持ってもらいたい。



PS:本日の画像のお題

「どの業種でも民間は厳しい!」



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