宇宙人セグのオフィシャルブログ -22ページ目

「日本語」は乱れているか

先日、人間に化けて、マンションの改装説明会なるものに参加した。
筑20年ということで、おしゃれなネーミングのわりに、あまりにも外観がくすんでいるので、外壁と玄関ホールをきれいに改装する説明らしい。

そして、現場責任者となる人物が工事の内容、作業時間や工程を説明してくれたのはいいのだが、その中で何度も噴き出しそうになったことがある。

その現場監督、「進捗状況(しんちょくじょうきょう)」という言葉を何度も「しんぽじょうきょう」と繰り返すのである。見るからに工事を長年仕事にしてきた感じの人物である。おそらく彼はず~っと「進捗」を「しんぽ」と読んできたのだろう。

こういった間違いは耳につくものだ。「順風満帆(じゅんぷうまんぱん)」を「じゅんぷうまんぽ」と読んだり、「屋外(おくがい)」を「やがい」と読んでいる日本人をよく見かける。
これは、決して間違った人物をバカにしてるわけではない。そういった人物の名誉のため付け加えておくと、我々宇宙人でも最近まで間違って読んでいたり、間違った漢字を当てていた言葉が多くある。(実際に私のブログの中にもあるだろう。)
結局、何が言いたいのかというと、日本語というのは難しい…。少しの言い回しで意味が違ったり、曖昧な表現で言葉の裏を指し示したり、もっと言うと、ひらがなだけで51字、カタカナも51字、濁音、半濁音を加えたらもっとある。さらにその上、数千にも及ぶ「漢字」まであるのだから、世界的に見てもすご~く難しい言語だ。(英語なんか26字の組み合わせだけでできている。)

そういえば、明らかに間違った意味がそのまま使われているんじゃないか?と思われるモノもあったりする。「早起きは三文の得」という諺(ことわざ)だ。
元来日本人は、価値のあるモノを「千両」や「千金」、価値のないモノを「三文」という言葉で表してきた。前者は「値千金」や「千両役者」、後者は「二束三文」「三文判」などがそれだ。だから、「早起きは三文の得」という諺は、昔は「朝早く起きたって、三文ぐらいの値打ちしかないよ。」って意味で使われたと想像できる。それが今では、早起き推奨の標語みたい使われているので、いやはや日本語っていうのは本当にあやふやな言語である。

さてその日本語だが、最近テレビでの討論番組やCMの中で、日本語の乱れが問題視されているようだ。
カフェやファミレスのウエイトレスがオーダーを復唱する際、「ご注文は○○の方でよかったでしょ~か~。」…。
確かにこうやって実際に文章を目で見てみるとヘンだ…(笑)。

しかしだ。そもそも言語っていうのは、その時代時代の流行に流されて変化していくモノなのだと思う。
もし、地球にタイムマシーンがあって、日本語の乱れを問題視している連中が、平安時代あたりに戻ったとする。はたして、その連中の話す言葉を平安時代の人々は理解できるだろうか…。
否。理解されるどころか、我々みたいに宇宙人扱いされるであろう(笑)。
なぜなら、今「君、かわいいね。もっとこっちへおいで。」っていう言葉を、「ういやつじゃ。ちこう寄れ。」って言ってる人間は100%いないからだ。いるなら会わせてくれ!(笑)……。

結局、日本語の乱れを主張する固定概念が服を着ているような石頭はどの時代にもいて、「最近の若いヤツはなっとらん」とブツブツ言いながら死んでいったのだろう…(笑)。

こんなおじんって、チョーうざい…(笑)。


「時代の流れ」は誰にも変えられない……。




PS:本日の画像のお題

「あの日経までも…」


nikkei