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3DS『デッド オア アライブ ディメンションズ』 インプレッション



DEAD OR ALIVE Dimensions(デッド オア アライブ ディメンションズ)
対応ゲーム機 ―→ ニンテンドー3DS
発売日 ―→ 2011/05/19
希望小売価格 ―→ 6,090円(税込)
ジャンル ―→ 対戦型格闘ゲーム
プレイ人数 ―→ 1~2人
 ├→ ローカル通信(目の前の人との通信) ―→ 2人
 ├→ すれちがい通信 ―→ 2人
 ├→ いつの間に通信 ―→ 1人
 └→ インターネット通信 ―→ 2人
CERO(対象年齢) ―→ C(15才以上対象)


■====== 簡単なご紹介 ======■

様々なゲーム機で発売されてきた、対戦格闘ゲーム『DEAD OR ALIVE(デッド オア アライブ)』シリーズの最新作です。

初代作品から『4』までの物語を楽しみながら、様々な操作を学べる「クロニクルモード」
順番に対戦していく、最も基本的なスタイルの「アーケードモード」
何十人という相手と次々に戦っていく「サバイバルモード」
CPUと協力して戦っていく「タッグチャレンジモード」など、多くのモードが収録されています。

様々なモードを進めることで、隠しコスチュームが出現したり、様々なポーズのフィギュアが獲得できます。
フィギュアは、配置して3D写真として保存することもできます。

通信については、ローカル通信やインターネット通信での対人戦が可能。
すれちがい通信ですれちがった相手のキャラクターと、1度限りの対戦を楽しむこともできたりします。
また、いつの間に通信を通して、限定コステュームを毎日1着ずつ獲得することも出来ます。(期間限定です。期間は、公式サイトなどでご確認を)


||=== 参考データ ===||
購入価格 ―→ 3,582円(中古)
プレイ時間 ―→ 約5時間半
プレイ内容 ―→ 一通りのモードをプレイ
これまでのシリーズ作品の経験 ―→ PS2の『2』、Xbox360の『4』がプレイ経験あり


さて。今回からちょっと、実験的に色々と書き方を変えてみました。
詳細はほとんど書かず、評価のなかでゲームの詳細も”そこはかとなく”紹介していくということで。
今までのインプレッション記事をご覧頂いていた人は、今までと比べての印象とかコメントでいただけると幸いです。



■====== partygameの評価 ======■
=良い  =まあまあ  ×=悪い


◆=== タイトル画面・メニュー画面について ===◆

○ ―→ 何気にジャイロセンサーが働いていて、本体を動かすと上画面の背景が動いたのは、いい遊び心です。
こういうのがちょっとあるだけでも、開発者の余裕ある感じができて、何となく堅苦しさが抑えられるものです。もちろん、実際に余裕があったかどうかは別ですが(笑)

○ ―→ 「!」マークをタッチすることで、ゲームコインを消費して隠しコスチュームなどを獲得できます。
ゲームコインを利用している作品は今でも少ないので、なんかちょっと嬉しいです(笑)
※ゲームコインとは? = 本体内蔵されているシステムで、万歩計が100歩ごとに1枚手に入るコインです。最大300枚。


◆=== ゲームの根本的なスタイルとボリュームについて ===◆

○ ―→ 「打撃」「投げ」「カウンター」による3すくみのジャンケン要素は、今作も健在です。
ただのコンボゲームになっていないのが、この格闘ゲームのいいところなんですよね。

○ ―→ 難易度バランスは、良いと思います。
Xbox360の『4』は、やたら理不尽な難しさでしたが、今回はむしろ易しめというか…そもそもジャンケン要素のある格闘ゲームなんですから、戦うたびに戦績がそれなりに変わるのが当たり前のことでして。4で何十回も負けていたのが、そもそもおかしいわけです。
もちろん、一線を越えたほどのツワモノですと、話は別なんでしょうけど(笑)

○ ―→ ボリュームは、格闘ゲームとしては充分かと思います。
ひとまずクロニクルモードで数時間。他にも色々とモードはありますし、フィギュアを集めるというやり込み要素もありますし。楽しめることは、けっこう多いですよ。


◆=== グラフィック・演出・サウンドについて ===◆

○ ―→ グラフィックのレベルは充分です。
Xbox360の4を経験している私ですが、グラフィックがそんなに劣化しているようには感じません。たいしたものです。

○ ―→ 攻撃が当たった時のエフェクトがありますね。
少なくとも、私が遊んだことのあるシリーズ作品にはありませんでした。やはりこちらのほうが、バシッと当たった感じがしますね。

○ ―→ 相手を壁にたたきつけたり場外に落としたり、とどめを差した時のスローモーション演出。
こちらも、過去のシリーズ作品では経験したことがありません。いい高揚感を得られています。

○ ―→ サウンドは、ちょこっとアレンジされているかな?
シリーズ経験者(特に2)なら、知っている曲が多いことと思います。意外といい曲が多いんですよね。

△ ―→ 立体視は…まあ、なくても全然楽しめるという印象でした。
もちろん奥行き感とかは凄く実感できますが、ゲームのプレイ感覚には影響を与えているように感じず、また、フレーム数(動きの滑らかさ)が極端に変わりますからね。立体視OFFにすると、驚くほど滑らかに動きます。立体視ONだと多少カクカクになったように見えます。
そう言いながら、私はほとんど立体視ONでプレイしてますけどね(笑)

△ ―→ 勝利時のポーズは1種類。勝利のセリフは1~2種類ほどしかありません。
例外として、タッグ戦で組み合わせによっては特別な勝利ポーズになります。
まあ、別にどうでもいい部分ではあるんですが、何十回何百回と見ることになるので、せめてカメラ視点をいくつか用意するとかできなかったかな~とは思いました。


◆=== 下画面について ===◆

△ ―→ 各キャラクターの技リストがザーッと表示されているもので、使い勝手は思ったより悪くなかったです。
もちろんタッチして利用することもできますが、自分で自由に見ることもできますし、押したボタンに対応してリストが切り替わるようにもできます。(パンチしたら、パンチから始まるリストに移動する)

便利とまではいきませんが…よくよく考えると、『スーパーストリートファイターIV 3D EDITION』において、便利なコマンドが入った故にバランスが崩れた(主にためて使用する技)という話もあったので、実はこれくらいの利便性がいいのかもしれません。
…ま、ポジティブにね(笑)

△ ―→ 画面右には、ガードボタン・投げボタン・カウンターボタンなどがあります。
これ、ほとんどが元々1つのボタンで使えるものなので、わざわざボタンを用意する必要性は感じませんでした。
カウンターボタンは悪くないと思うので、どうせなら上段・中断・下段のカウンターボタンを用意するほうが良かったかも?とか思いました。


◆=== クロニクルモードについて ===◆

○ ―→ たびたび戦闘前にチュートリアルが入り、基本から応用まで、順番に1つずつ教えてくれます。
また、チュートリアルが挟まった戦闘では、相手の行動も比較的それに合わせた感じの戦い方になってくれています。例えば上段カウンターのチュートリアルでは、上段攻撃が多かったりとか。
しかし、他の行動もしてくるので、いわゆるトレーニングモードのような不自然さはなく、普通に対戦として楽しめます。そんなに難しくはありません。

○ ―→ 物語がひとつなぎで語られ、原作にはなかったイベントもあります。
シリーズ未経験者はもちろん、経験者にも「あっ!そこはそういう流れだったのね」という感じで、楽しめます。

○ ―→ 会話メッセージで難しそうな用語が出てきた時は、下画面で説明してくれます。
良い配慮ですね。

△ ―→ 半数以上のイベントシーンでは、3Dのキャラクターが動かず、ただ置いてあるだけです。
ただ、演出やカメラワークで、その違和感をできるだけ感じないようにという開発側の気配りは感じました。おかげで、私はそんなに気になっていません。

△ ―→ たまに、イベントから戦闘へのつながりがおかしかったです。
プロレス親子の揉めあいイベントの後、戦闘では、バース(父親のほう)とハヤテ(全く別のキャラ)がいきなり戦うとかです。


◆=== アーケードモードについて ===◆

△ ―→ ただ単に何名かと対戦していくだけなので、良くも悪くもあっさり楽しめます。

△ ―→ 挑戦できるパターンは全部で6種類。
難易度など細かい設定はできないので、物足りないと言えば物足りないかもしれません。


◆=== サバイバルモードについて ===◆

○ ―→ 10人や20人と連続での対戦!
特に勝利演出とかは入らないので、非常にテンポ良く楽しめます。


◆=== タッグチャレンジモードについて ===◆

× ―→ CPUの行動が、どうも一本調子です。
CPUとタッグを組んで、2vs2もしくは2vs1でのバトルなんですが…CPUの行動が「HPが半分以下になった時にダメージを受けたら、必ず交代してくる」ので、その行動に合わせた戦いかたをしなければいけません。何とも、もどかしさを感じました。
タッグといっても、別に1人で2キャラクターを操作しても良いと思うので…どこかにうまく交代ボタンを入れられなかったものかと思いました。

× ―→ 2vs1で、敵の攻撃力がべらぼうに高いのは分かるんですが、2vs2でも敵の攻撃力が高いままなのは、なぜなんでしょうか?

△ ―→ ここのモードでは20種類のパターンがあります。
正直、ここのパターンを増やすくらいなら、アーケードモードのパターンを増やしてくれっていう感じです。

△ ―→ このモードのいいところと言えば、コスチューム集めに使えるということです。
1回勝利するだけで新しいコスチュームが解禁されるので、コスチュームを早く出したい人にはありがたいという位ですかね。
それはそれで、バランスが悪い気もしますが…。


◆=== フィギュアについて ===◆

○ ―→ やり込み要素の1つとしては、別にあっていいんじゃないかと思いました。

△ ―→ 配置して3D写真を撮れるという点は…まあ、ないよりかはいいかな?という程度です。
厳しかったんだろうとは分かっていても、過去シリーズ作ではリプレイ保存とかができたので、それと比べると”とって付けた感じ”がするのは否めないですね。


◆=== いつの間に通信について ===◆

○ ―→ 毎日1着の限定コスチュームというのは、いいと思います。
しかも、1回こっきりで終わらず、現在に至るまで何度か再配信しています。これについての印象は人それぞれだと思いますが、私としては、こういうので度々話題が上がると、それが購入するきっかけになるかと思いますので、これはこれで良い方法かと思います。


◆=== すれちがい通信について ===◆

○ ―→ 非常に良いアクセントになっていると思います。
1発限りの挑戦というのが、いい仕組みですね。インターネット対戦だと、探せばとりあえず見つかる時は見つかるって感じですが、すれちがい通信だとどうしても限られた数ですから、”一期一会の緊張感”が生まれるのです。
…とはいえ、年末年始で色々なところに行って、すれちがったのは5人。そんなに本数が売れている作品ではないので、現状は主要都市でないと相手を見つけるのはちょっと厳しいかもしれません。

△ ―→ プレイヤーの”クセ”というのがどこまでうまく反映されているのかは、何とも言えないところですね。
全体的に、何となく相手の動きが鈍いというか。一呼吸置くことが多いので、多少倒しやすいようになっているのかもしれません。まあ…すれちがった後となっては、相手と戦っている自分がどんな感じなのか分からないわけですし、それなら多少倒しやすくする位のほうが、利用してもらいやすくなるという魂胆ですかね。
ただ、ランクの高い人は確かに強かったので、クセに加えて、ランクの高さが影響してくるのかもしれません。
※ランクの高さは、様々な通信対戦での勝敗によって増減します。


◆=== インターネット通信について ===◆

○ ―→ サッと検索して、相手が見つかればすぐ戦闘。テンポ良く楽しめる印象でした。

× ―→ 私のWi-Fi環境が良くないのか、何度遊んでも激しいラグが発生。
でも、他の3DSの作品でここまで強いラグを感じたことがないので、少なくとも処理は重たいのでしょうね。う~ん…。
※ラグとは? = インターネット通信の影響で、画面がたびたび一時停止したようになる現象のことです。



■====== 得点とまとめ ======■ … 87点(100点満点)

ユーザーの視点を見据えた方向性に切り替わり、何となくお色気しか注目されていなかったような格闘ゲームが、真に遊びやすい格闘ゲームになったように思います。

4まではなんか、ただ単に格闘ゲームとして進化していく一方で、敷居がヘンに上がっていった印象がありました。
典型的な格闘ゲームの末路を辿っていくのかと思いましたが…今回は、特にクロニクルモードの仕組みから「今までの俺たちではない!」みたいな心意気を感じられましたし、悪い印象を払拭できるいい作品になりました。
唯一、タッグ戦はもう少し何とかして欲しかった部分がありますが、それを差し引いても充分な完成度です。


格闘ゲームが根本的にダメならともかく、多少なりとも興味があるのなら、まずはこの作品からいかがでしょうか?
正直、『スーパーストリートファイターIV』とかよりも、こちらのほうが初心者向けです。

万人向け ← ○○○○●○○○○○ → 熟練者向け
手軽に ← ○○●○○○○○○○ → じっくり
思考タイプ ← ○○○○○○○○○● → 感覚タイプ
 爽快感重視 ← ○○○○○○●○○○ → 達成感重視 

世界のゲーム機 売上集計 2011/12/18~12/24

新年あけまして、おめでとうございます!
今年もどうぞ、よろしくお願い致します。


※参照元 : VGChartz Network
※前週比での増減が±5%以内の場合は「」としています。



◆== 日本 ==◆
ゲーム機週間売上(台)前週比(台)合計売上(台)
DS14,489+5,42732,974,254
3DS497,223+124,9424,112,037
PSP99,440+35,14718,542,736
PS Vita74,104-248,384396,592
Wii89,513+29,16012,180,272
PS374,792+9,2807,596,395
Xbox3604,075+4911,555,715

すでに年越し前に一度お話しちゃいましたが、改めて。

ニンテンドー3DSは週間売上記録を大きく上回り、クリスマス商戦での強さが最大限に発揮されたようです。
年末商戦に強いとされている任天堂のゲーム機として、例外ない存在となれたように思います。

PlayStation Vita(プレイステーション・ヴィータ)は2週目の売上となりますが…同週でのPSPの売上をも下回る結果に。
やはり、まだ多くの人が「PSPでいいや」ということなんでしょうかね。少なくとも、今年のこの時期には多少なりとも状況が変わっていることを願いたいものです。



◆== 米国 ==◆
ゲーム機週間売上(台)前週比(台)合計売上(台)
DS194,291+12,23650,314,877
3DS681,281+92,4444,790,355
PSP104,997-2,22819,485,280
Wii560,917+84,90139,130,444
PS3337,592-6,29419,881,311
Xbox360805,435+39,30933,391,325

こちらでも、任天堂ゲーム機の強さが見えます。
しかし、他のゲーム機も前週とほぼ相違ない売上で、しっかりと力を見せています。

ゲームソフトについてはほぼ変わらない顔ぶれとなっていますが、パソコン用で『Star Wars: The Old Republic』というタイトルが発売され、約968,000本を売り上げています。
映画版「スターウォーズ」の約3,500年前を舞台にしたMMORPGで、2011年12月20日よりサービス開始。ものの4日間で登録数が100万人を突破するなど、抜群のスタートをきっているそうです。
まあ…日本のオンラインゲーム市場では到底起こりそうにないですね(笑)
※MMOとは? … ゲーム1つの世界に多くのプレイヤーが同時に参加して楽しむスタイルのことです。



◆== 欧州 ==◆
ゲーム機週間売上(台)前週比(台)合計売上(台)
DS124,583+7,93450,901,992
3DS415,090+51,8073,785,868
PSP100,232+10,02920,768,327
Wii351,637+11,66230,724,389
PS3393,790+46,17223,280,304
Xbox360269,698+34,12119,671,588

他の市場と違って、任天堂ゲーム機の伸びが目立っているという感じではありませんが、どのゲーム機も年末商戦にふさわしい数値を保てています。

ゲームソフトのランキングもほぼ相変わらずのラインナップですが、こちらでもパソコン用『Star Wars: The Old Republic』が発売され、約435,000本を売り上げています。
これまで集計してきて、パソコンのパッケージタイトルが思ったより売れていない印象があった海外市場ですが、活性化しているのはMMORPGに限っている、ということなのかもしれませんね。



◆== まとめの一言 ==◆
どこも、年末商戦らしい活気の良さを見せていましたね。
次週、2011年最後の1週間も良い成果が出ていることを期待しましょう。


先週のデータ : 2011/12/11~12/17

2011年 締めのご挨拶

今年も残すところ、あと1日となりました。


◆== 2011年のゲーム業界 ==◆
まあ、「セグメントゲームズ レイディオ」で今年のゲーム業界は振り返りましたので、ここで具体的なお話はしませんが…ニンテンドー3DSPlayStation Vita(プレイステーション・ヴィータ)の発売によって、携帯型ゲーム機が次のステップへと進みました。

3DSは年末商戦において大型タイトルを展開し、その甲斐あって大きな成果を上げることができました。
PS Vitaは、発売してまだ半月も経っていませんので、まだまだこれからかと思いますが…ハイスペックや3G回線、背面タッチパッドなどをどう活用し、どこで普及のきっかけを作れるかが大事になります。来年の動向に、注目していきましょう。


◆== 2011年の私 ==◆
社会人としての私は、下請けみたいな立場とはいえゲームクリエーターの仕事に復帰することはできたので、ひとまず一歩前進できました。
とはいえ、仕事がなくなれば一旦サヨナラなわけで、やはり社員という立場で安定して働けるゲームクリエーターに戻りたいものです。私の社会人としての苦悩はまだまだ続きそうですが、ひとまず今年はこれで良しとして、来年は体を慣らしつつ、本格的な復帰を目指してさらに前進していきたいものです。


◆== 2011年の出来事 ==◆
今年は世間的に、日本でも世界でも大変な出来事ばかりでした。
民主化運動により起こった”エジプト革命”。ニュージーランド・クライストチャーチが大きな被害を受けた”カンタベリー地震”。ウサーマ・ビン・ラーディンの殺害。イギリス・ロンドンでの暴動。タイで発声した大洪水など。

日本においては、3月に東日本大震災が発生。深刻な被害を受けました。
地震直後は仕方なかったとしましても、原子力発電所の対応に追われ、そんな最中に総理大臣も変わり、今もなおてんてこ舞いな状況が続いている印象です。
清水寺にて1年を表す漢字が描かれますが、今年の漢字は「絆」。地震によって、国民には絆が生まれたように思いますが、本当に絆を考えるべき上の人間は、相変わらずで…なんか、モヤモヤする漢字であるように思いました。今年の漢字というよりは、今後も大切にしていくべき漢字かと思います。

しかし、明るいニュースもありましたよね。なでしこJAPANの女子ワールドカップ優勝。
震災から数ヶ月経った頃の出来事で、日本にとって心の活気を取り戻す、いいきっかけとなったのではないでしょうか?


こんな風に、例年以上に暗く重たい話が多かった2011年ですが、せめてゲーム業界だけは明るく楽しく。
私も、クリエーターという形で。そして、ブログという形で少しでも貢献できるよう精進していきますので、来年もどうぞよろしくお願い致します。


それでは皆さん、良い年をお迎えください!

今日のテレビゲーム情報 2011/12/30


●= 任天堂、3DS向けバーチャルコンソールに『スーパーマリオブラザーズ』を新年配信 =●
3DS VC『スーパーマリオブラザーズ』公式サイト


例によって、「アンバサダー・プログラム」で貰った人は、無料でアップデートできます。

こんな感じで、1週間に1タイトル、ファミコンのタイトルを徐々に配信していくという感じみたいですね。
すでに10タイトル存在する事は知っているわけで、他にどういったタイトルが配信されるか?がちょっと気になりますが…今のペースだと、3月くらいまでお預けみたいですね。ま、いいですわ。

どうでもいいですが、久々にプレイしてみたら「あれ?こんなにヘタだったっけ?」と思いました。
壁キックとかができる今のマリオが、いかに優秀か?が身にしみて分かります(笑)


2012年1月5日に発売予定で、価格は500円(税込)です。




●= レベルファイブ、『ガールズRPG シンデレライフ』発売前に価格を値下げ =●
3DS『ガールズRPG シンデレライフ』公式サイト


レベルファイブが提案する、女性向けRPGです。
数日前の「Nintendo Direct(ニンテンドーダイレクト)」でも改めて情報が出ましたが、純粋にキャバ嬢としての道を歩むだけかと思いきや、「世界を闇に陥れる」とか言われていて、ちゃんとRPGをしている点に笑いました(笑)

さて。こんな今作ですが、価格を発売前に下げてきました。5,400円 → 4,980円になるそうです。
そこはもうひと張りして、概ね標準的な価格帯とされる4,800円に出来たらよかった気がしましたが…ちょっと贅沢言い過ぎですかね。
ま、ライトユーザーにとっては価格も大きな壁の1つなので。下がるに越したことはないと思いますよ。もちろん、売れるたびに赤字だと困りますが(笑)


2012年3月8日に発売予定で、価格は4,980円(税込)です。



●= 『スーパーマリオ3Dランド』『マリオカート7』、2本同時に100万本突破!・・・週間売上ランキング(12月19日~25日)
=●

●= ニンテンドー3DS、400万台を突破・・・Vita2週目は失速 =●



まずは新作に目を向けていきましょう。

この週の新作で最も大きな売上だったのは、PS3版の『無双OROCHI 2』。初週売上は約200,000本でした。(Xbox360版はランク外)
2009年に発売された『無双OROCHI Z』の初週売上(約10万本)を上回り、PS2で発売された初代『無双OROCHI 魔王再臨』の初週売上(約22万本)と比べても、色あせない成果です。
ま、どちらもパワーアップ版ですが。そうはいっても、やはりPS3にじわじわとユーザーが集まってきている様が伺えますね。


その他の主な新作は、以下のような感じだったようです。

3DS『SDガンダム ジージェネレーション 3D』 = 約91,000本
Wii『イナズマイレブン ストライカーズ 2012エクストリーム』 = 約85,000本
PS3版『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア3(吹き替え版)』(注意!Z指定タイトル) = 約51,000本(Xbox360版はランク外)

イナズマイレブンは、追加要素が思いのほか少ないそうで、前作プレイ経験者からはけっこう厳しい評価となっているようです。未経験者からは、安定した評価をもらえているようですが。
ちょっとの追加要素をパッケージの価格帯で発売することが、どういった印象を招くか…なんて、レベルファイブなら分かっているハズだと思うんですが、もしかして、わりと余裕がないのかな?という不安を感じています。


さて。
既存のタイトルでは、3DS『マリオカート7』と、3DS『スーパーマリオ 3Dランド』が、ともに100万本を突破しました。もちろん、3DS史上初です。
『モンスターハンター3(トライ) G』も間もなく100万本に達しそうですし、あとはこの勢いを殺さないよう継続的な展開をお願いしたいものです。どうも最近の任天堂は、1年のうちの前半が弱い印象ですが、「Nintendo Direct」を見る限りでは、3DSでわりと揃えられている印象でしたので、今年や昨年のような静寂にはならないと思います。


また、Wiiのタイトルでは今年も何だかんだで、ロングセラータイトルを生み出すことができました。
『星のカービィ Wii』が50万本、『JUST DANCE Wii』が40万本を突破しています。特にJUST DANCEのほうは、よくここまで伸びてくれたように思います。プロモーションの効果が、しっかりと働いていそうですね。


そして、ゲーム機のほうですが…ニンテンドー3DSはこの週だけで約482,000台と、クリスマス商戦での強さが最大限に発揮されたようです。
そしてPlayStation Vita(プレイステーション・ヴィータ)は2週目の売上となりますが…売上は約72,000台。
同週でのPSPの売上(約101,000本)をも下回り、ゲームソフトについては、最も上にランクインした『みんなのGOLF 6』が37位(予想は約2万本?)という有様に。
やはり、まだ多くの人が「PSPでいいや」ということなんでしょうね。少なくとも、来年のこの時期には多少なりとも状況が変わっていることを願いたいものです。

今日のテレビゲーム情報 2011/12/28


●= 【Nintendo Direct】シリーズ集大成作品を目指して・・・完全新作『ファイアーエムブレム 覚醒』発売日決定 =●
●= 【Nintendo Direct】『スーパーマリオ3Dランド』『マリオカート7』『モンハン3G』がミリオン達成 =●
●= 【Nintendo Direct】現実世界とゲーム世界が交差する、新しいホラーゲーム『心霊カメラ ~憑いてる手紙~』 =●
●= 【Nintendo Direct】ニンテンドー3DSで写真コンテストを毎月開催 ― 審査員は林家ペー・パー子さん =●
●= 【Nintendo Direct】『バイオハザード リベレーションズ』体験版配信開始 ― 拡張スライドパッドにも対応 =●
●= 【Nintendo Direct】レベルファイブの意欲作『ガールズRPG シンデレライフ』発売日決定 =●
●= 【Nintendo Direct】「音を聞く」をテーマにした新作Wiiソフト『キキトリック』 ― 制作は『メイドインワリオ』チーム =●
●= 【Nintendo Direct】マルチプレイで楽しめるようになった『真・三國無双 VS』 ― 最新映像も配信開始 =●
●= 【Nintendo Direct】全競技ダウンロードプレイで遊べる!3DS版『マリオ&ソニック AT ロンドンオリンピック』3月1日に発売 =●
●= 【Nintendo Direct】『リズム怪盗R 皇帝ナポレオンの遺産』体験版配信開始 ― プレゼントを貰える店頭体験会も実施決定 =●
●= 【Nintendo Direct】『新・光神話 パルテナの鏡』発売日決定、Wi-Fi対戦にも対応 =●
●= 【Nintendo Direct】任天堂社長がお義父さんに訊く、『NEWラブプラス』体験映像 =●
●= 【Nintendo Direct】『METAL GEAR SOLID SNAKE EATER 3D』体験版配信開始 ― グッズプレゼントキャンペーンも =●
「Nintendo Direct(ニンテンドーダイレクト)」公式サイト


こんな情報が出ている時に限って、仕事がドタバタしていたもので。すぐに取り上げられず、申し訳ないです。
ま、一晩経ってほとぼりが冷めた頃に取り上げるのも、オツなものでしょう(笑)


10月に実施された、任天堂の岩田社長によるインターネット映像「Nintendo Direct」。この度、12月27日の12時より、第2回目が実施されました。
前回同様、公開された映像は以後も見ることができ、さらに+αの映像も公開されています。さらに、これも前回と同じで、「ニンテンドーeショップ」において立体視で見れる映像がいくつか配信された他、体験版もいくつか公開されました。

全部取り上げていると大変なことになるので、私が気になったものだけピックアップします。



◆== Wii『キキトリック』 ==◆

『メイド イン ワリオ』シリーズ開発チームによる、音を聞いて楽しむ様々な遊びが詰め込まれた作品です。
雑音にしか聞こえない音が、聞き続けるとどんどん声に聞こえてきたり。複数の映像のなかから、音声が鳴っている映像がどれか?を聞き分けて選択するなど、主に”耳の錯覚”を楽しむ作品となっています。
ただ単に特定の音を適当に鳴らせるだけのモードもあり、相変わらずのセンスです(笑)

あ~、やばい。私、こういうのに弱いんですよね。
斬新なのももちろんですが、内容もまさに『メイド イン ワリオ』らしい内容。いや、むしろさらにぶっ飛んでいます。ぶっ飛びすぎて、やりすぎな感じもしますが(笑)
買うことは間違いなさそうですが、『安藤ケンサク』の例がありますからね…。この作品も、けっこう早く値崩れしそうです。なので、2月3月あたりにまわそうかと考えています。

2012年1月19日に発売予定で、価格は5,800円(税込)です。



◆== 3DS『新・光神話 パルテナの鏡』 ==◆

発売日が決定しました。さらに、マルチプレイについては、インターネット通信ができることも明らかになりました。
3vs3に分かれて楽しむチーム戦と、6人が入り乱れる個人戦が楽しめるそうです。

チーム戦は、ガンダムのアクションゲームで採用されているコスト制と同じような感じです。
各プレイヤーの装備している神器によってコストが決まっており、プレイヤーが倒されると、コストに応じてチーム共有のコストゲージが減少。ゲージが0になるとそのチームのピット君(天使)が出てきて、ピット君を倒すと勝利になるようです。

いや~…ホント、詰め込みましたね。新たな形の『大乱闘スマッシュブラザーズ』という感じです。
ま、たぶん私も買うだろうな~。弱いですけど、1人でもみんなでも、楽しんでみたいものです。

2012年3月22日に発売予定で、価格は未定です。



◆== 3DS『ファイアーエムブレム 覚醒』 ==◆

正式タイトルと発売日が決定しました。
2人一緒に攻撃できる仕組みを採用しているほか、戦うマップを自由に選択できるシステムや、スキルを自由に組み合わせられるシステムなどがあるそうです。

シリーズほとんど未経験な私には、細かいところは分かりませんが…多少なりとも、戦闘時の演出が増えたな~とは思います。慣れの問題でしかないでしょうが、シリーズユーザーとかはどうせ「過剰な演出」「カットインいらない」とか言ってるんでしょうね。
ま、シリーズ集大成と言ってはいるものの、新しい試みにも挑戦しているということで、いいんじゃないでしょうか?

2012年4月19日に発売予定で、価格は未定です。


◆== 体験版の配信 ==◆
全4タイトルの体験版が、新たに配信されました。全部、軽く遊んでみましたので、感想を。


||===|| 3DS『リズム怪盗R 皇帝ナポレオンの遺産』 ||===||
4種類のステージが楽しめました。いや~、やっぱりイメージしていた通り、ノリの良いリズムアクションでした。面白いです。
思った以上に個性が出せているという印象で、本当に”『リズム天国』の本歌取り”といった感じです。これだけしっかりしたものになれば、文句もないでしょう。期待しています。

2012年1月19日に発売予定で、価格は6,090円(税込)です。


||===|| 3DS『バイオハザード リベレーションズ』 ||===||
正直言うと、怖くて最後までプレイできていません(笑)
拡張スライドパッドにも対応していますが、ちょっと付け忘れていました(笑)
いや、でも大変な完成度であることは実感できました。絶大なグラフィックのクオリティ+立体視で、いやがうえでも恐怖を感じます。操作は、慣れれば何ということはないと思うレベルです。
ホラーゲームとしての追求されたバイオハザードを、是非お楽しみ下さい。

2012年1月26日に発売予定で、価格は5,990円(税込)です。


||===|| 3DS『シアトリズム ファイナルファンタジー』 ||===||
まだ1曲しか楽しんでませんが、感触は良かったです。他にも2曲あるっぽいんですが、解禁されないのはナゼ?(笑)
なんか、気になると言われていた成功時の「キーン」という音も、言うほど気にならないというか、むしろないと感覚がつかめないというか。成功音は、OFFにもできますし、4段階でボリューム調整もできますので安心です。
難易度も、「基本の譜面」なら初心者でも安心。「究極の譜面」なら上級者でも満足な出来です。

2012年2月16日に発売予定で、価格は6,090円(税込)です。


||===|| 3DS『メタルギアソリッド スネークイーター 3D』 ||===||
このシリーズをプレイしたことはありませんが、やっぱりフレーム数が少なく、動きが荒いように思いました。シリーズを知らないからこそ色々と新鮮に見えるわけですが、きっとシリーズ経験者には「何も変わってないじゃん」ということなんでしょうかね。立体視は良かったですが。
あと、橋を渡る時は本体を傾けてバランスを取らないといけません。原作がどういった仕組みだったか知りませんが、バランスを取るのに集中しつつ、前方の敵にも注意しないといけないとか…ちょっと頭が追いつきませんでした。
総じて、わりとパッとしない印象だったわけですが…それは私がきっと、隠れるという行為が苦手だからなんだろうな~とか思っています(笑)

2012年3月8日に発売予定で、価格は5,980円(税込)です。


…とまあ、このくらいにしましょうかね。
第1回目から2ヶ月くらいで第2回目が実施され、来年以降もわりと定期的に続けていく予定なのかもしれませんね。
だいたい3~4ヶ月に1回くらいが、良い頃合かな~と。

やはり、社長自らのアピールということもあり、この存在感は回数を重ねるごとに強くなりそうな気がします。
加えて、今後に発売されるタイトルも再確認できる部分もあり、ひとまずこれを見ていれば面白いタイトルが分かる!みたいな位置づけになれば、いい意味で情報の見本誌みたいになるかもしれません。

まあ…そうなると、取り上げられなかったタイトルに日の目があたる可能性が、より小さくなりそうですが。




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結局のところ、不正アクセスはあったものの、個人情報へのアクセスや情報流出はなかったようで。まあ、ひと安心ですかね。
ただし、一部のサービスについてはまだ念のため調査中とのことです。慎重なのはいいことです。