ソニーUK Fergal Gara氏・インタビュー: PS4の情報は順次出していく | みらいマニアックス !

ソニーUK Fergal Gara氏・インタビュー: PS4の情報は順次出していく

おなじみFergal Gara氏(PlayStation UK managing director)がVG247とのインタビューで。


Q(vg247):PS4をついに発表した。どんな気分か。
A(Fergal Gara):最高だ。何年も準備してきたが、秘密を守り通した。噂が飛び交ったのも発表のほんの2週間前だ。

Q:PS4を活用するにはネット接続が不可欠だ。環境がない人はどうするのか。
A:世界中に売る以上スタンドアロンでの運用が可能である必要がある。ネット接続があろうがなかろうがPS4の全てを体験できるのが理想だ。ネット環境が悪い場合、多少の妥協はあってもPS4の大部分を体験できるようにしたい。

Q:ソーシャル機能が強調されていたが、それほど重要なのか。
A:
ボタン一つでシェアできるのは、PS4の説得力のあるソーシャルな側面の一つに過ぎません。私にとってはまず第一に、人々のそういったのライフスタイルを認識することであり、それが自分自身の小さな泡の中にPS3を閉じ込めたのです。PS4は特別なコミュニティ、インフラ、私たちが今夜のイベントでお見せしたような共通して使われるツールを持ち、それを通じて人と人をつなぐことができ、日々の生活という織物の中に織り込まれていくでしょう。それはPS3から変更された大きなポイントの一つです。 PS4のイベントで、Facebookは私たちが主に焦点を当てたものの一つでしたが、適切なネットワークに適切な時に対応することで、ユーザーのニーズを満たすことができるだろうと、私は理解しています。

これから数ヶ月の間、人々はこのことを理解し始めるでしょう。私は関連性というものがすべてだと思うし、私たちはUKのマーケティングと営業の担当ですので、よく考えていることの一つは、どうやってゲームでもっと多くのマイルを走るかということです。どうやってもっとPS4について話してもらうか。昨晩のイベントでは、もっとゲームへアクセスしやすくなったり、人と人との間でのゲームのプロモーションができたりと、沢山の機能が紹介されました。レースや戦闘やそれ以外の何かプレイしているものの動画を共有するのであれば、効果的にあなたのフレンドににゲームを見せることができます。

しかし他の人がレースに参加したり、他のプレイヤーを手助けできるようにすることは、ユーザにさらに大きな価値を提供しています。この方法で、ユーザーはゲームについてまた違った意識をもち、それが大きな価値を提供します。なぜならその段階ではプレイヤーは何も購入する必要がありません。そのうちにおカネを払うかもしれない何かに過ぎないからです。それはゲーマーにとっての柔軟性もたらし、話題にのぼるような素晴らしい言葉を作り出してくれます。これはWin-Winだと思います。

Q:PS3を持っているコアゲーマに、どうやってPS4を売っていくのか。
A:
何でもできるということははもはや当たり前になりました。イベント中に動画配信サービスやその他に触れましたが、私たちがはっきりと集中したのは、私たちがこのビジネスを始めた理由でした。私たちはある意味スタートに、この事業を始めたきっかけに戻ってきたのです。どうやすればその中心となるものを作り、それを可能な限り力強く魅力的なものにできるのか。だから「何でもできること」については今あまり話そうとは思いません。話さなくとも、もっとずっと多くのサービスが登場することは保証されていますし、今後はさらに多くのことを明らかにしてきます。

私たちはゲーマーに向けた一流のゲーム体験というものをもう一度造りなおしたのです。私たちは開発者の創造性を解き放ちます。開発が容易で、業界からのフィードバック、5年分のフィードバックです、を組み込んだマシンを作成することによって。私は信じられないほど確信しています。これらの人々がこの業界に本物の才能を取り戻してくれることを。ことの端々を見てきましたが、私の先日の夜の靴下を本当に打ちのめしたのは、すべてのゲームのグラフィカルな品質でした。本当です。私はいろいろと本当に良いものを期待していましたが、それはどうでもよくなりました。「おお、これは凄い」と。

全てのゲームは3rdパーティも1stパーティも本当にトップレベルのデキです。ワクワクしますね。

Q:今回はMSに先んじて発表した。よかったと思うか。
A:我々の予定上、ここが一番よいタイミングだった。早すぎれば未完成で、遅すぎれば話題を呼べなかっただろう。

Q:PS4では開発費が高騰するのではないか。
A:PS4はクリエイタのためのハードで、ハイエンドなゲームを簡単に開発できる。どのくらいをもって高いとするかは難しい。

Q:クラウドをどうやってマネタイズするか。
A:このことについて話すのは時期尚早だ。モデルはあるが、最終段階にはないし、詳しくは話せない。

Q:コントローラのタッチパネルの使いかたは。モーション・カメラは同梱されるか。
A:フリックやピンチ等の操作が可能になる。同梱についてはまだ話せない。

Q:コア以外の一般的な消費者へのアピールはいつ頃から開始するか。E3後か。
A:PS4については社内でも極秘だったし、マーケティングはこれから検討を始めるところだ。検討には暫くかかるだろう。

Q:E3では詳細が出るのか。
A:まだ決まっていないこともあるし、E3で何が発表されるかをここで明かすことはできない。


毎回のことではあるが、念のため注記。
上記には、元記事の記述を本ブログの理解する範囲でサマリーした表現が含まれる。正確な発言内容を知りたい向きには、原文の参照を推奨する。


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