元パートナーさんのホームグラウンドであるダンススクールのホテルパーティーが昨日開催された。
 もう二度と行くことはないだろうと思っていた。
 今まで何度か誘われていたけれど、元パートナーさんの絡みもあって、僕と顔を合わしたくないだろうと思って避けていた。
 だから、このパーティーも自発的に行こうとはしてなかった。
 ひょんなことから、このパーティーの太客さんからのお誘いで、行くことになった。
 その太客さんとは、僕はあまり親しくはなかったけれど、先日の某パーティーでお会いしたのがきっかけだった。
 太客さんも僕の経緯を知っているから、僕に遠慮がちにダメもとで誘ってきたらしい。
 そんなことで、元パートナーさんのホームグラウンドのパーティーに参加することになるとは…
 しかも、太客さんからのご要望でカップルでの参加で、今のパートナーさんをエスコートして…

 今年になってから、元パートナーさんとは色々なパーティーで顔を合わしていた。
 しかし、もう嫌な気分や気まずい気分にもなっていない。
 きっと彼女もそうだと思う。
 年月というものは、時にはありがたい。
 色々な傷を癒してくれていた。
 お互いが、もう何の遺恨もなく平常に話が出来るようになっていた。
 今のパートナーさんと元パートナーさんとも、自然と会話している。

 煩いのは周りのストーカーまがいの外野ぐらいだろう。
 僕と彼女…それぞれが別々に、お互いの道をしっかり歩んでいると思った。

 ここのダンススクールのホテルパーティーは色々な面においてレベルと質が高い。
 一番最初に参加した時は、足がすくみそうになった。
 ここに集っている皆が上手すぎて、お客さんなのか先生なのかの見わけもつかなかった。
 そんな皆さんと、いつしか知り合いになって、必死に追いつこうと頑張って、今の僕がいる。
 懐かしい思いと歩んできた軌跡が走馬灯のように頭に巡ってきた。
 本当に来てよかったと思えるパーティーだった。