男性・女性 | 5時から7時までのパブロ☆パブロのひとりごとブログ☆

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『男性・女性』
1966年 フランス
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ゴタールの作品では初のジャン=ピエール・レオー主演映画です
私はこの作品を見た当時彼に夢中でした
トリュフォーなら『盗まれた口づけ』、スコリモフスキーなら『出発』、ジャン・ユスターシュなら『ママと娼婦』、そして、ゴタールならばこの『男性・女性』です

ゴタールが、パリで暮らす当時の若者の姿を描いた、“マルクスとコカ・コーラ主義の混血児”による“15の明白な真実”の物語です

雑誌社で働くポールは、新人歌手のマドレーヌと知り合い、急速に接近する
マドレーヌが友人2人と暮らすアパルトマンに転がりこんだポール、奇妙な同棲生活が始まる

マドレーヌを演じるのは、実際にも歌手であったシャンタル・ゴヤ
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めちゃくちゃ可愛いです
友人役に、後に『出発』でレオーと共演する、カトリーヌ=イザベル・デュポール
前年にアンナ・カリーナと離婚したゴタールが描く、カリーナ不在の物語には、後にゴタールが傾倒することになる政治の断片が垣間見え、レオーが発する辛辣な社会への抵抗と、シャンタル・ゴヤの歌うポップスのギャップが面白い

雑誌社の洗面所の前でレオーとシャンタル・ゴヤが会話をするシーンは、カメラアングルが凝っていて見応えありです
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