『TUVALU』
1999年 ドイツ
ファイト・ヘルマー
架空の街を舞台にした夢のようなファンタジー
冒頭からラストまで、くるくる変わるセピア色の映像美に心を奪われます
セリフがほとんどないにも関わらず、ユーモア溢れる演技達者な登場人物にぐいぐい引き込まれます
主人公は、相変わらずの身体能力なドニ・ラヴァン
このアントンという役は、彼の為にあるような役
盲目の父親が経営するプールから一歩も外へ出たことのないアントン
彼の夢は、船長になって外の世界に旅に出ること
一目惚れした少女エヴァと共に、プールの乗っ取りを目論むグレゴールと戦う様は痛快!
ラスト、エヴァと2人で憧れの“TUVALU”へ向かうシーンは、大好きなシーンです
見終わった後、こんなにも幸せな気分にさせてくれる映画は他にないと思う
宝物みたいな映画です