ベルナルド・ベルトルッチの1970年の作品です
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ベルトルッチは『ラスト・タンゴ・イン・パリ』や『ラストエンペラー』で有名な監督
ジャン=ピエール・レオ目当てで見た『ラスト・タンゴ・イン・パリ』が生理的にダメだった自分は、長い間ベルトルッチを毛嫌いしていたのですが、ジャン=ルイ・トランティニャン目当てで見た本作で、どうして今までこの人の作品を見てこなかったのかと後悔しました
ベルトルッチの64年の作品『革命前夜』共々好きな映画です
『革命前夜』は白黒ですが、本作はカラー作品で、全編が完璧な映像美で満ちています
ブラインドから差し込む光の縞
風に舞う落ち葉
精神病院の白い壁
雪に埋もれた森
光と影の描写、その美しさがこれでもかという程完璧に映し出されています
とくに素晴らしいのが、ダンスホールでドミニク・サンダとステファニア・サンドレッリが踊るシーン
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こんなことを言うのはおこがましいのですが、映画史に残る名シーンだと思う
とにかくドミニク・サンダが素晴らしくて(彼女はリリアーナ・カヴァー二の『善悪の彼岸』もすごかった)、暗殺者に追われ、助けを求めて必死で車のドアを叩く時の
![5時から7時までのパブロ☆パブロのひとりごとブログ☆-ファイル0087.jpg](https://stat.ameba.jp/user_images/20121118/19/sedmikrasky-citylova/53/ee/j/t00850080_0085008012291898702.jpg?caw=800)
美しい顔を恐怖で歪めたドミニク・サンダの顔が忘れられません
雪の森の中を叫びながら逃げ惑い、顔を血で染めて絶命する最後はまさに圧巻です