『アタラント号』
1934年 フランス 白黒
29歳で夭折したジャン・ヴィゴの作品
新人監督に送られるフランスの映画賞、ジャン・ヴィゴ賞のジャン・ヴィゴです
肺結核で29歳の若さで亡くなった為、残したのは中編2作と長編2作、そのうちのひとつが、この『アタラント号』
セーヌ川に浮かぶ狭い船の中で暮らす若い船長と田舎者の若い妻
妻はそんな生活に嫌気がさして都会へと逃げ、それを追う夫
この夫婦が2人ともすごく純粋で、リアルなんだけどどこかおとぎ話のよう
水夫役のミッシェル・シモンも素晴らしい
奇跡のような映画です