防犯タイムズ -26ページ目

もう冬ですね

今日から11月、朝晩の気温も10度を切り寒くなってきましたね。
昨日からテレビでは神奈川県座間市の殺人事件が報道されており、私もコメンテーターとして各局に顔を出しています。
今日も例外なく都内を駆け回ります。
今回の事件、容疑者の自供に疑問を感じています。
それは、いとも簡単に犯行を供述していることです。
私の経験上否認から入ることが殆どでした。
それを今回の容疑者はたんたんと話しています。
通常、この様に話す場合は、勿論調書に落としますが、「何故?何故?」と、供述に至った経緯を確認し裏付けをとります。
何れにしても過去に例を見ないほどの酷い事件です。
犯行の状況は勿論ですが、一刻も早く動機を含めた事件の背景が明らかになることを期待しています。

今度は教師が生徒を逮捕

先日の校内暴力に続き、福岡の中学校で、傷害を受けた教師がその少年を逮捕する事件が発生した。

教師による常人逮捕(私人逮捕)です。

現職のころは、「じょうにんたいほ」と言っていたのですが、「じょうじんたいほ」が通常は正しい読み方の様です。

痴漢行為などで被害者が容疑者の手をつかみ「この人痴漢です!」と逮捕するのと同じことです。

逮捕した常人はどうするのか?

逮捕した私人は、直ちに警察官に身柄を引き渡さなければなりません。

また、警察官による逮捕の場合には逮捕の現場で令状なくした捜索を行うことができるのですが、私人逮捕の場合にはその権限はありません。

 

今回の教師による逮捕はどうなのか?

私の私見ではありますが、今回の常人逮捕に問題はないものと思います。

体罰など言われている昨今、少年に違法性を認識させるためにも、止むを得ないことですが、必要であったものと思います。

福岡私立高校の生徒による傷害事件

福岡の私立学校で、生徒による教員に対する傷害事件が発生した。

映像で見る限り、全く無抵抗の教員に対し殴る蹴るの暴行が行われている。

また、その間他の生徒により撮影されていた。

映像の中では、光景を喜び笑い声が聞こえている。

見ていると、手足を縛られ全く抵抗できない人に対するいじめともとれる。

なんてこったぁ!

教員が手を挙げればこの映像は流れただろうか?

私も体罰については全面的に否定します。

しかし、それを逆手にとっての行動ともとれてしまう。

隣で授業中の教員はこの音が聞けなかったのか?

学校側は、この行為が行われている時には一切気づくことは出来なかったのだろうか?

教員に対する指導も必要かもしれないが、他の対策も考えるべき時が来たものと思います。

また、今回は当事者の少年だけが逮捕されていますが、傷害には助勢罪があります。

野次馬的に見ている人が、加害者に対して言葉で助勢し、結果(傷害)が発生した場合、助勢罪が適用され、傷害と同等の罰則が発生します。

烏合の衆に対し適応も考えた方が良いものと思います。