ある喫茶店で、ランチサービスに「プチケーキ」を付けていました。
メニューの中にも、「プチケーキ付き」と記載してあります。
このランチを頼んだOLさんの会話。
「あの、プチケーキって、ほんとプチだね」
「けちくさいね。」
こんな感じで、とても好感が持てるものではありませんでした。
そのランチは、ごく普通のメニューの一つで、それなりの注文しかありませんでした。
ところが、しばらくして同じ店で、そのランチ目当ての客が増えてきました。
しかもこのような会話がなされています。
「お客様、よろしかったら、こちらをお召しあがりませんか?サービスとなっております。」
「え、いいんですか~、嬉しい!」
こうしてリピーターも増えているようです。
サービスランチの値段もプチケーキの大きさも全く変わっていません。
それなのに、この変化はいったいどうしたことでしょうか。
その理由はこうです。
以前は、メニューに、サービスランチ、コーヒー、プチケーキ付きと表示してあったのですが、現在は、サービスランチ、コーヒー付き、としか表示していないのです。
プチケーキが付くとこは、一切表示していないのです。
つまりお客様にとっては、予期しなかったサービスとして、プチケーキがついてきたので、サプライズとなったわけです。
値段も、食事の質、量も同じ。
だけど、お客様の反応はこうも変わってきます。
このことを的確に表現した言葉が、6百年も前の日本の古典的書物にあります。
その書は「風姿花伝」
その表現とは、「秘すれば花」