パーソナルトレーナー/写真作家 古川貴久 【Personal Trainer / Photoartist】 Takahisa Furukawa -151ページ目

パーソナルトレーナー/写真作家 古川貴久 【Personal Trainer / Photoartist】 Takahisa Furukawa

◆ピラティス・マスターストレッチ・ウェイトトレーニング
◆ポルトガル写真、東京浅草写真

カップ戦で2試合連続で先発出場を果たした

サッカー三浦和良選手。

 

“53歳の”という枕詞とともに、

連日ネットニュースにも取り上げられています。

 

今20代の方には

ほとんど記憶がないかもしれませんが、

彼がまだ29~30歳で日本代表の常連だった頃、

“カズは代表に必要か、不要か”

という容赦ない世論の渦中にいました。

 

“1、2歩まではいいけど、

 3歩目で体が重かった”

と当時本人も認めていたように、

誰が見ても身体が重そうでキレがない。

 

最終予選の期間中、

世論をかき消すように、

“ジムで重いものを持ち上げることで

 自分の不安を振り払おうとした”

というコメントを残していたのを覚えています。

 

当時はパーソナルトレーナーという

名前も職業もほとんど認知されていない時代。

 

自分の感覚で

トレーニングを行っていた部分も

大きかったのではないでしょうか。

 

ここ十数年は

優秀なトレーナーやスタッフを雇い、

50歳越えという

世界的に見ても稀有な存在として

現役を続けています。

 

今はトレーニングの情報などは

個人でもネットで調べられる時代なので

(表面的には)、

三浦和良選手ほどとは言わずとも、

30代後半から40代前半でも

現役生活を続けている選手もいますし、

確実にサッカー選手寿命が

上がってきているのも事実です。

 

 

“筋トレをするとスピードが落ちる”。

 

昔からですが、未だにこういった

ワントラックマインドな発言をする

著名人が時折存在します。

 

理由はただ一つ、

筋力トレーニングについて

理解不十分であること。

 

もちろんそういった危険も

はらんではいますが、

きちんと仕組みを理解して

取り組みさえすれば

パフォーマンスを上げることは可能です。

というより、

今以上にパフォーマンスアップを

図ろうとするのであれば

筋力トレーニングは避けて通れない

と思います。

 

“10回出来るくらいの重さで3セット”

というフィットネスジムに初心者が行くと

示し合わせたかのように

トレーナーがアドバイスするセリフですが、

これは筋肥大にフォーカスしたレップ数です。

 

筋力アップを図りたければ、

筋肥大にフォーカスしたうえで

さらに重量を少し上げて

レップ数を抑える必要がありますし、

パワーアップを図るなら

さらに重量を上げる。

スピードアップさせるなら

負荷を下げて

限界でのスピードを意識する。

 

勘違いされている方も多いのですが、

筋肥大と筋力、筋力とパワーでは

トレーニングの仕方も変わってきます。

 

筋肥大=筋力=パワー、ではありません。

 

それぞれにフォーカスした、

適切な設定プログラムが必要です。

 

そしてサッカー選手が

高めなければならないのは、

パワーの部分。

 

パワーというと意外に感じる方も

いらっしゃるかもしれませんが、

筋力とスピード、

両方のバランスが大切ということです。

 

スピードが落ちないところで

いかに筋力を上げていけるか、

その中間点を高めていくことで

パフォーマンスが

レベルアップしていきます。

 

そこを理解した上で

目的に合ったやり方をしっかりと押さえ、

怪我を予防しながらの

パフォーマンスアップの一助に

筋力トレーニングを取り入れてほしい

と思います。