斎藤佑樹投手の引退。 | パーソナルトレーナー/写真作家 古川貴久 【Personal Trainer / Photoartist】 Takahisa Furukawa

パーソナルトレーナー/写真作家 古川貴久 【Personal Trainer / Photoartist】 Takahisa Furukawa

◆ピラティス・マスターストレッチ・ウェイトトレーニング
◆ポルトガル写真、東京浅草写真

斎藤佑樹投手が先日、

現役引退を発表しました。

彼に関して、批判や

否定的な意見をする人も多いですが、

私は応援する側の一人でした。

プロ入り当時はどうしても

甲子園で投げ合った田中将大投手と

比較をされましたが、

楽天でも監督を務めた星野仙一氏が

“プロで活躍するのはマー君の方や”

とおっしゃっていたように、

素人目で見ても

体格的に伸びしろがあるのは

田中将大投手の方であることは

明らかでした。

それでも私が彼を応援していたのは、

持てる者より

持たざる者を応援する性分である

こともそうですが、

彼のような体格の選手でも

メンタルコントロールや

アジャストメント能力など、

無形の力を駆使しながら

活躍出来ることを

証明してほしかったから。

随分昔ですが、

桑田真澄という投手がいました。

清原和博選手とともに大活躍した

PL学園時代は誰もが周知のことですが、

斎藤佑樹投手と同じような体格で

プロでの活躍は未知数。

高校卒業後に巨人に入団し、

1年目こそ2勝に終わったものの、

2年目は“目標は8勝”と

インタビューで応えていながら、

15勝を挙げ、防御率のタイトルを

手中に収めました。

その後も巨人の投手陣の核として

長く活躍することになるのですが、

斎藤佑樹投手と同じく

今シーズンで引退を発表している

松坂大輔投手が桑田真澄投手に関して、

“あの身長と体格で

 プロで長く活躍出来るのは、

 同じ投手として信じられない”

と以前語っていました。

桑田真澄投手のような

サクセスストーリーを、

私は斎藤佑樹投手にも

期待をしていたのかもしれません。

 

斎藤佑樹投手にとって痛かったのは、

やはり股関節を痛めたことにあります。

これはメジャーの固いマウンドに苦しんだ

松坂大輔投手にも言えることで、

肩を痛めたことに

フォーカスされがちですが、

元凶は股関節です。

早稲田大学時代は

150キロ近いストレートを投げ込んでいた

記憶がありますが、

プロ入り前後かで股関節を痛め、

その影響で上肢への負担がかかり、

肩にも傷を負ってしまいました。

どのスポーツでもそうですが、

特に野球選手、さらには投手にとって、

股関節を痛めてしまうことは

後々致命的となる可能性があります。

最後の数年は

ケビン山崎トレーナーのもとで

再起をかけましたが、

1軍で復活登板することなく、

現役を去ることになりました。

 

まずはゆっくり休んで、

とは決まり文句ですが、

あまり休まずに次の道に進んでほしいと

私は思います。

“ハンカチ王子”という名の

世間の呪縛にもがき、

試行錯誤を繰り返したそのノウハウを、

あまり間髪入れずに

セカンドキャリアで生かしてくれることに

期待しています。