センターバックだけが悪いのか。 | パーソナルトレーナー/写真作家 古川貴久 【Personal Trainer / Photowriter】 Takahisa Furukawa

パーソナルトレーナー/写真作家 古川貴久 【Personal Trainer / Photowriter】 Takahisa Furukawa

◆ピラティス・マスターストレッチ・ウェイトトレーニング
◆東京浅草、ポルトガル写真


連日、猛暑が続いています。


お盆とは全く縁のない私は今週一週間、
勉強とポスティングの毎日でした。


そして今週末、土日は某トレーナー団体の行事に参加。


久し振りにガッツリ勉強をさせて頂いた一週間でした。


そういった理由で、本日予定していたちはら台でのレッスンは、
来月に延期とさせて頂きました。


日程が決まってからの変更となってしまい、大変申し訳ございませんでした。

(と言っても、何人の方がこのブログを見て下さっているかは不明ですが・・・)


来月のレッスンから、またしっかりやらせて頂きます。




今週半ばに行われた、サッカー日本代表対ウルグアイ戦。


ウルグアイは最後から2、3番目のところ、日本は中盤でのパスミスと、
両チーム共にミスの目立った試合でした。


また日本のプレッシャーをかける場所、
連動といった辺りもどこか中途半端に見えたのは私だけでしょうか。



そして、この試合でまたしてもセンターバックのミスに非難が浴びせられました。


でも、果たして失点はセンターバックだけのせいなのでしょうか。


試合後、本田選手も言っていましたが、
スアレスがラインが高い所を狙ってスルッと裏に抜けるプレーは、
プレミアの試合でもよくある事です。


そこよりも問題はむしろ、その後のフォルランの所で止められるかどうか。


3人目の、左利きの7番の所をケア出来るか。


後半の失点の一つは、日本の中盤の選手が、
こぼれ球を狙っていたウルグアイの中盤の選手をフリーにしていた所で
詰められての失点でした。



先日のコンフェデもそう。


イタリア戦で日本のセンターバックの選手が一気に非難を浴びたシーン。


確かに軽いプレーではありましたが、その後、
ゴール前ではバロテッリがただただフリーの状態でした。


慌てて戻った日本選手が必死で足を出した結果、オウンゴール。


大丈夫だろうと“決め付けてしまう”と、必ず後手に回ります。


あそこで危機察知が出来ていれば、
バロテッリをケアする選手がいたとしたら、
結果は違うものになっていたかもしれません。



センターバックのミスは自陣ゴールに近い分目立ちますし、
相手の決定的なシーンを招いてしまいます。


それ故、100%の集中力で、ミスの許されない、
プレッシャーの一番かかるポジションです。


ただミスは付き物ですし、
特に積極的に前がかりになったところでのミスや
相手に裏を取られるシーンは想定の範囲内のはず。


あとはその後、周りがどうカバーリングするのか。


もっと前で言えば、中盤でボールの出所を押さえる事。


簡単に蹴らせない事。


センターバックばかりが責められる事ではないと思います。



ウルグアイ戦後、観客席から拡声器でその特定の選手に対して、
ガラの悪い野次が飛ばされていましたが、
ああいうのを見るといつも残念な光景に見えます。


ブラジルでも汚い野次はありますし、
たかが地方の練習試合でもドランカーやジャンキーから
これでもかと野次を浴びせられたりする国ですが(私、経験者)、
そういうところは日本は真似る必要はありません。


野次は必要です。


でももっと意味のある、選手に響く野次を飛ばしてほしいものです。



阪神ファンの野次の方が、
よっぽどユーモアもセンスもあり、クオリティが高いと思いますが。
(選手はキツイでしょうけど・・・)