2018年11月24日、板橋グリーンカレッジホールで行われた「ヒストリアカップ - VICTORY FORMATION!!!」に参加してきました。結果は予選1勝5敗で惨敗でしたが、ひとまず最後の金銀対戦を終えて、非常に清々しい気分でなりました。早速、ポケモンバトルノスタルジアの殿堂入りパーティ風に構築紹介していきます。
エースポケモンメタ構築『55サンダース×55ミルタンク』
55 サンダース@たべのこし
かみなり/めざめるパワー氷/いばる/みがわり
55 ミルタンク@ピンクのリボン
おんがえし/メロメロ/のろい/ミルクのみ
50 フシギバナ@まひなおしのみ
はっぱカッター/やどりぎのタネ/ねむりごな/みがわり
50 スターミー@きせきのみ
ハイドロポンプ/サイコキネシス/でんじは/じこさいせい
50 カビゴン@ひかりのこな
のしかかり/ばくれつパンチ/ねむる/ねごと
50 ムウマ@おうごんのみ
シャドーボール/くろいまなざし/ほろびのうた/みちづれ
【構築の趣旨/着想】
金銀VCを使った初のオフ会「第4回ヒストリアカップ」にて、サンダー対策が甘かった経験から、サンダーより素早くて電気技を受けられるポケモンとしてサンダースに目を付けた。レベル55にすることで、サンダーでは先制できないレベル55のスターミーやケンタロスに先制の「かみなり」で圧力を掛けることができる。サンダースは金銀対戦環境の中心、カビゴンに低レベルでも背中を向けてしまうので、もう1体のエースは《ぼうぎょ》《すばやさ》が両立していて「のろい」「ミルクのみ」でカビゴンを受けられるミルタンクに決まった。
特殊技受けと状態異常受けに「ねむる」「ねごと」を覚えたカビゴン。両エース&カビゴンの弱点である「地面」と「格闘」ポケモンに強い水技とエスパー技を覚えたスターミー。「めざめるパワー虫」を気にすることなく「やどりぎのタネ」と「ねむりごな」を使えて、カイリキーやバンギラスに対してスターミーの補完ができるフシギバナ。ノーマル技と格闘技を無効にできて、カビゴンやミルタンク対策、ムウマミラーを意識した「シャドーボール」ムウマを入れて構築が完成した。
ポケモンの変遷
ミルタンク(うら)→ガルーラ(5)→ミルタンク(あんぐらオフ~)
パルシェン(うら~5)→ムウマ(あんぐらオフ~)
【個別解説】
カッコ内は個体値。A=攻撃、B=防御、C=特攻、D=特防、S=素早さ。
雷/目覚めるパワー氷/威張る/身代わり@食べ残し
HP187(15)-A123(11)-B119(13)-C177(15)-D160-S199(15)
「かみなり」:命中率に不安があるが、10万ボルトよりメリットが多い。ニンテンドウカップ2000ルールでほぼ最速から放たれる雷は、サンダーの雷より威力は劣るが、特定の相手を1発、または2発で倒す威力がある。今回の雷の命中率 12/20=60%
「めざめるパワー氷」:電気技の通りが悪い地面、草ポケモンの弱点を突ける。
「いばる」:リスクがある怪しい光。特殊技メインのポケモンに使いたい。
「みがわり」:麻痺状態や先制の爪が発動しない限り先制で張れる。火力がぬるい特殊技は身代わりが1発耐えてくれる。
2018年最後まで貫き通したエース。めざ氷理想個体イーブイが産まれたときはうれしかったし、(1/256の確率を2~30個で引いたと1月30日の日記に書いてある。)現在ポケモンGOの相棒にしているし、愛着が湧きました。
恩返し/メロメロ/鈍い/ミルク飲み@ピンクのリボン
HP220(15)-A141(13)-B171(15)-C100(15)-D133-S166(15)
選出したのは1度だけ。しかも振り返るとサンダースの方がよかったという話。あんぐらオフでは奇跡の実を持たせて手応えがあったが、スターミーの方が必要性が高かったので変更。メロメロは地震と悩んだが、対カビゴン、ガラガラ等を考えて変更無し。
葉っぱカッター/宿木のタネ/眠り粉/身代わり@麻痺治しの実
HP186(15)-A133(15)-B132(13)-C151(15)-D151-S131(15)
目覚めるパワー氷を身代わりに変更。宿木のタネで吸収したHPで何度も身代わりを張れるようになる。身代わりを盾にして粉やタネを撒き、自身の状態異常を防ぐ。爆発を覚えるポケモンはほとんどフシギバナより素早さが遅いので身代わりを出すことで爆発を牽制できる。
「ポケモンバトルノスタルジア」のフシギバナの単体考察に身代わりが触れられていたし、あんぐらオフの対戦動画を見て思い付きました。
ハイドロポンプ/サイコキネシス/電磁波/自己再生@奇跡の実
HP166(15)-A119(9)-B136(15)-C151(15)-D136-S166(15)
今まで信頼していたポケモンですが、今回は想定した展開にならず前回のように活躍できなかった。同じブロックに純電気エース(ライコウ、エレブー、デンリュウ)が揃っていて、対戦しててサンダースとカビゴンは残したい!スターミーいらないってなってた。
伸し掛かり/爆裂パンチ/眠る/寝言@光の粉
HP266(15)-A161(15)-B114(13)-C112(11)-D157-S 81(15)
今まで自爆カビゴンを使っていたが、クソカビと呼ばれる特殊技受けと状態異常受けと麻痺と混乱でクソゲー展開にするカビゴン。前から気になっていたものの自爆が便利で使わず、初代で厳選し直して使用。感想はカビゴンの強さが増した感じだった。何より使っていて楽しい!場に居座って戦うのが基本なので、持ち物は光の粉で恩恵を受けた場面が何度かあった。今回の爆裂パンチの命中率 8/14=57.1%
シャドーボール/黒い眼差し/滅びの歌/道連れ@黄金の実
HP166(15)-A111(15)-B111(15)-C136(15)-D136-S136(15)
ゲンガーと違って地面弱点が無く、ノーマル技と格闘技を無効にできる。使用者が多いのでミラーで勝てるシャドーボールを覚えたムウマ。ナッシーやスターミーにそれなりにダメージを与えられる。ゴースト技はノーマルポケモンには効果が無いが、黒い眼差し+滅びの歌で処理できる。あんぐらオフでは攻撃個体値5の黄金の実を持たない50ムウマを2発で倒せる♀ムウマを使ったが、再厳選して攻撃最高のムウマを使った。83.37%の確率で黄金の実持ち50ムウマを2発。カビゴンとムウマの技構成といい、前回の1192さんの影響を受けてます。
【選出例/立ち回り】
基本的に相手のパーティにムウマがいた場合のエースはサンダースを選出する。
① 55サンダース/50カビゴン/50ムウマ or 50スターミー
スターミー、ケンタロスの高速エースやサンダー、ファイヤーの特殊高火力エースがいたときの選出。サンダースの高速身代わりで起点を作り、雷で大ダメージを与えつつ麻痺を狙い、威張るのリスクが無い相手には積極的に混乱させて突破する。サンダースの苦手対面になったときはカビゴンやムウマに交代して対応する。
② 55ミルタンク/50フシギバナ/50スターミー
相手のパーティに55カビゴン、ガラガラ、バンギラス、カイリキーがいたときの選出。カビゴンとガラガラはミルタンクの「メロメロ」で動きを止めつつ、「のろい」を1回積んでミルタンクが先制できる状態で相手を倒す。バンギラスとカイリキーはフシギバナとスターミーで対応して、レベル50のポケモンをミルタンクで対応していく流れ。
【対戦ログ】
予選1戦目 vs プュンデラ ●
相手 50ハガネール♂、50ヘルガー♀、55カビゴン♂/55ドククラゲ♂、50ムウマ♀、50マルマイン
自分 50カビゴン♂、50ムウマ♂、55サンダース♂
カビゴンの爆裂パンチでハガネール混乱。吠えてムウマを出されてカビゴンに交代、相手はヘルガーに交代。メロメロ→噛み付くに屈せずヘルガーを処理して、相手のエースカビゴンが腹太鼓。ムウマに代えてのしかかりをかわす。ここでミスって道連れではなく黒い眼差しを選んでしまい、地震でムウマを倒されて眠る+薄荷の実でHP回復されてもうおしまい。
予選2戦目 vs ゆりえる ●
相手 55ケンタロス♂、50ハッサム♂、50ブラッキー♂/55カイリュー♂、50サンダース♀、50ラプラス♀
自分 55サンダース♂、50カビゴン♂、50スターミー
サンダースの雷でケンタロスを麻痺させたがとどめの雷が当たらず、また眠る+薄荷の実で回復。サンダースが倒されてカビゴン。相手はハッサムに交代。爆裂パンチと自傷ダメージでハッサムを処理してケンタロス。捨て身タックルを耐えて眠る寝言展開にするつもりが、急所に当たりカビゴンダウン。スターミーで粘るが倒されて負け。
雷外しと、捨て身タックル急所が痛かった。薄荷の実持ち眠る寝言ケンタロスはちょっと想定外。
予選3戦目 vs らて ●
相手 50サンダー、50ムウマ♂、55バンギラス♂/55カビゴン♂、50パルシェン♂、50ナッシー♂
自分 50カビゴン♂、50ムウマ♂、55ミルタンク♀
サイクル戦の末、ムウマをカビゴンで相討ちさせたが、麻痺したミルタンクには50サンダーもきつく、ムウマも倒されて負け。
完全に選出ミス。カビゴンが来ると思ってムウマに攻撃手段がないミルタンクカビゴン選出と思い切ったことをやったが実際にムウマが出て、カビゴンではなくバンギラスだった。50枠に対してサンダースの通りがよかったのでそっちを選出すればよかった。
予選4戦目 vs SHOW ●
相手 51ナッシー♂、50ゴローニャ♂、54ライコウ/54カビゴン♂、50パルシェン♂、50カイリキー♂
自分 50カビゴン♂、50スターミー、55サンダース♂
カビゴンがナッシーの宿木のタネを2連続でかわし、サンダースのめざ氷1発圏内までHPを削り、受け出したゴローニャものしかかりで麻痺させて、スターミーの電磁波で受け出したライコウも麻痺。再び出してきたゴローニャを爆裂パンチで混乱させて自分を攻撃。ここまで順調すぎるくらいにきたが、とどめののしかかりをギリギリで耐えられて大爆発でカビゴンが倒される。ナッシーをサンダースで処理して、ライコウはいばみがと雷で攻めるが、眠る寝言で粘られて攻撃が最大に上がり、混乱が解けて威張るが使えなくなる。ライコウの雷で麻痺状態になり素早さを逆転されてサンダース、スターミーが倒されて負け。
ゴローニャの大爆発にスターミーを合わせて、ライコウにサンダース+カビゴンで対応できれば理想でしたが、カビゴンでゴローニャを倒せると調子に乗ってしまったのが失敗だった。
予選5戦目 vs ほこ ○
相手 55エレブー♂、50ハッサム♂、50カビゴン♂/55ファイヤー、50ナッシー♂、50スターミー
自分 50カビゴン♂、55サンダース♂、50スターミー
カビゴンでハッサムのHPを削り、剣の舞を3回積んだめざ虫をスターミーで受けて、サンダースの雷でハッサムを処理。エレブーのクロスチョップ以外の攻撃はサンダースの身代わりが1発耐えるので、クロスチョップ外しや冷凍パンチで起点を作りエレブーを処理。相手の残りのカビゴンも自分のカビゴンの寝言のしかかりで倒して全敗回避。
予選6戦目 vs あろるふぁす ●
相手 55デンリュウ♂、50カビゴン♂、50ムウマ♀/55スターミー、50パルシェン♂、50ガラガラ♂
自分 55サンダース♂、50フシギバナ♂、50カビゴン♂
通信エラーで仕切り直しの2戦目。サンダースの身代わりでデンリュウの電磁波をかわし、炎のパンチも身代わりが耐えて、威張るで奇跡の実を使ったところで相手はカビゴンに交代。雷で急所と麻痺を引き、のしかかりを身代わりで受けて、次のターンの雷でカビゴンを倒すはずが、最高のタイミングで先制の爪が発動して自爆!サンダース倒れる。ムウマとカビゴンの対面で、カビゴンが自爆を持っていると思わせて相討ちを狙ってひたすらのしかかりをしていたが、デンリュウに交代されてしかも電磁砲で受けた麻痺で動けない。奇跡の実を使ったデンリュウだけならフシギバナで対応できたが、ムウマの滅びの歌でどうしようもなく負け。
【総括/改善点】
「ここ!」ってところの運を手繰り寄せることができませんでした。本当の強者はそういうのも乗り越えて勝ち続けるのだろう。ミスをしてしまうこともあるし、まだ伸びしろがあるとプラスにとらえます。今回は決勝トーナメントの空き時間は他の人の対戦を見て面白かったのですが、毎回やるフレ戦をやる時間が無かったのがちょっと残念でした。今後対戦する機会があれば、現在の構築を「進化」させるより、新しい構築へ「変化」しようと思います。
今後はゲーム以外の事に時間を割きたいと思っていましたが、ニンテンドースイッチが手に入ったらピカブイをやってみたいし、次回行われるコロシアム1の「ニンテンドウカップ97★NEO」に興味があるし、まずはあのポケモンを厳選しようと思います。最後に今回も楽しかったです!ありがとうございました。
2019年の環境の中心は、ウシからネコです?