かねよ
今日はなんだか鰻の蒲焼が食べたくなったので、滋賀県大津市の『かねよ』というお店を紹介します。
ここのお店は数年前、嵐山のお客様に教えてもらって以来、半年に一回程度の頻度で訪問しています。新型コロナが蔓延してここしばらくは行けていませんが、今度機会を見つけて行きたいと考えます。
場所は国道1号線を京都に向かう急勾配な坂道の途中を奥に入ったところの大谷町というところにあります。気温が京都市よりも2度ほど低いことから、地元では西の軽井沢と呼んでいたそうですが、今では往来するトラックの排ガスにこのあたりの道はディーゼルの排煙にむせび泣いています。
日本一のうなぎ・鯉というのは少々誇大な表現ではありますが、なかなか美味しい鰻料理を食べさせてくれるお店だとは思います。
私が注文したのは、特きんし丼です。

特とあるのは並に対しての特という意味で、「特別」という意味を表わしています。お重の半分に鰻の蒲焼、そしてもう半分に錦糸玉子が乗っています。この錦糸玉子の大きさが並ではなく、上から軽く鰻ダレではなく、薄口醤油がうっすらかけてあります。つまり鰻ダレの甘さと薄口醤油のしょっぱさが対をなしているのです。
そして極めつけは・・・ 錦糸玉子の下に、さらに蒲焼が鎮座しているではありませんか!!!

それはまるで成仏した鰻を弔うかのように、錦糸玉子が棺の蓋の役目を果たしています。エピタフ(墓碑銘)を彫るとすれば”煉獄の炎に身を焼かれた君に捧げる、甘く切ないセレナーデ”といったところでしょうか。
目礼して一同山椒!(合掌)
蒲焼の身は表面がカリカリとして、こんがりと香ばしく、脂分の少ない引き締まっており、なかなか秀越です。
別途、添付された肝水(きもすい)と共に至福の時間を過ごしました。
菓游 茜庵 本店

とりたてて
これといってとりえはないのです
かといってむりをすると
こっけいだと
わらわれてしまいます
鳥の声や 風の音
咲く花 散る花
おてんとうさんの暖かさ
ただ そんな飾りのないやさしさを
ちいさな幸せをかんじてくださるような
心おだやかなときを
さしあげることができればと
願うております
(茜庵のしおりより引用)
本日は、私が過去に出張で行った徳島市の和菓子屋さんを紹介します。
ほんのりと薄暗い玄関をくぐり店内に入ると、やわらかい照明に映し出された色とりどりの和菓子の数々が私の目に飛び込んできます。やわらかい物腰の店主に私はあるものを注文しました。

直径1cmぐらいの球形をした和三盆糖を固めた「丸わさんぼん」は25個入りでなんと1,260円(税込み)もします。角砂糖1個が10円もしないのを考えると、1個50円以上する「丸わさんぼん」は最高級の砂糖といえます。
口の中に入れて丁寧に味わってみると、徳島県産の和三盆ゆえに、軽やかに舌の上で溶けていきます。このしつこくないさっぱりとした上品極まりない甘さは和三盆が和三盆たる所以だと思いました。


