
Pop LiFe Pop FiLe #69
古い曲ばかりで恐縮です。50年前の洋楽ヒットを集めた好評の?シリーズです。もし楽しんでくれる方がいたら嬉しいです。おそらく、記事にしている僕自身が一番楽しんでいます。洋楽を聴き始めた70年代後半からの数年間が、洋楽に最も夢中になっていた時期であり、曲を聴きながら記事にしていると、あの時代の情景が目の前に蘇ってくるんですよね。
SILVER / Wham Bam (Shang-A-Lang)
邦題は "恋のバンシャガラン"。 70年代洋楽世代にはお馴染みの曲だと思います。全米最高位16位。 日本でもヒットしました。結成は1976年。ウエスト・コースト系特有のさわやかなサウンドを特徴としています。イーグルスを思わせるような所も。 哀愁を帯びたポップ・ソング。日本人好みの曲とも言えるんですかね。
ヒットしたのはこの曲だけで、アルバムも一枚だけ。いわゆる一発屋 (One Hit Wonder) なのですが、1枚だけ残されたアルバムが佳曲揃いでなかなか良く、たまに引っ張り出して聴いています。とりわけ、ミュージシャンとして生きていくことの悲哀を歌った「Musician」と言う曲が秀逸。以前にこのブログでも単独で取り上げたことがあります。
ENGLAND DAN & JOHN FORD COLEY/
I’d Really Love to See You Tonight
イングランド・ダンとジョン・コーリーの二人による男性デュオです。日本語で言えば抒情派ということになるのでしょうか。この曲 "秋風の恋" もメロディアスで美しい曲、AORの先駆的な曲とも言えます。ただ女々しさもあるので硬派なロック派は嫌っていたかも。
すごくいい曲だと思うのですが、全米チャートでは2位止まりだった曲です。かなり以前のことですが、湯川れい子さんの担当するラジオ番組の、全米2位止まりだった曲を集めた特集 「全米トップ40 愛と涙のNo.2ヒット」でも紹介されていました。
CARPENTERS / There's A Kind Of Hush
説明不要ですね。アメリカの兄妹デュオです。使い古された "世界中で愛された" と言う表現は掛け値なしだったと思います。ここ日本でも洋楽という枠を超えて人気がありました。
僕が初めて行った海外アーティストのコンサートはカーペンターズで、今からちょうど50年前の1976年4月9日の日本武道館でのことでした。クラスメイトの大里君と行ったんですね。席は自由席だったので、午後の早い時間から会場外に並び開場と共にダッシュで席どりをしたのを思い出します。
夢の中にいたような時間だったので、細かいことは憶えていないというのが正直なところなのですが、人間の記憶とは不思議なもので鮮烈な記憶として残っているものもいくつかあります。例えばカレンがドラムを叩いたシーンなんかもそのひとつです。それからコンサート後の帰りに中野駅で下車して、ラーメン屋でライブの感想を語り合ったこととか(これは余計は話ですが)。
"見つめあう恋" のオリジナルは、1966年にイギリスのグループ、ハーマンズ・ハーミッツが発表した曲です。カーペンターズは、他のどの歌手にも持ちえないカレンのあの歌声で、軽快なポップ・ソングに仕上げています。あの来日時は、新曲としてシングル発売されたばかりでした。カスタネットの音が印象的な曲なのです。ライヴではそのカスタネットの音が会場に響く音としてはっきりと耳に残っています。
どの時代にも名曲はあるし好きな曲もあります。仕事として関わり好きになった曲もたくさんあるのですが、最も多感であったあの時代に聴いた音楽は、ずっと深いところに刻まれている気がします。
