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Get Up And Go !

音楽を中心に、映画、文芸、スポーツ など・・・。

より高く! より深く! けれど優雅に・・・ 冗談も好きなんですけどね (*゚.゚)ゞ








ROCK FEEL, ROCK FIELD #17
Carry On ! the style of the 70's Rock 「70年代スタイルのロックを受け継ぐ」。 そんな意味で捉えていただくとありがたいです。80年代の洋楽シーンはすべてが出揃った感があって、それこそ何でもありましたよね。アメリカン・ロック、ユーロビート、ニュー・ウェイヴ、シンセポップ、ブラコン . . . . 。 ヘヴィ・メタルと言われるジャンルも、80年代が黄金時代であったと言っても良いと思います。

ただ同時に、当時のトレンドからは外れてしまった音楽と言うのもあって、例えばブルースルーツのロックなどは苦戦を強いられていたように思います。僕は当時、アメリカやイギリスからレコード/CDを輸入して、全国の輸入盤店に卸す仕事をしていたのですが、その手のロックは主流からは外れていてあまり売れていなかったことを記憶しています。僕の世代にはロック=ブルースルーツという固定観念のようなものがあって、その手のロックはいずれ消えてなくなるのではと思ったほどです。

と、前置きはここまで (^^♪




QUIREBOYS / 7 o'clock (1990)
クワイアボーイズがアルバム・デビューしたのは1990年1月。84年にロンドンで結成。 デビュー時、それなりのキャリアはあったということです。伊藤政則氏がラジオで推していたのを記憶しています。それがきっかけだったはず。その年にNHKホールで行われた初来日公演にも行ってます。

1st.シングルにもなったアルバム冒頭の曲「7 o'clock」は、一聴してすぐに好きになりました。同時になぜ今この音?とも思いました。メンバー達には、"なぜストーンズのようなストレートなロックン・ロールを演奏するバンドがいないんだ" という思いがあったようなので、"だったら俺たちが" となったのでしょう。確かに出てきた音はストーンズとフェイセスを掛け合わせたような音です。

ホンキートンク・ピアノにブルース・ハープ、ボーカルがロッド・スチュワートを思わせるハスキー・ボイス。酒場のロックン・ロールに、すぐに飛びついた気持ちを分かっていただけますか? セーソクのプッシュがまた凄かった。英国復権の狼煙とか、新ロックン・ロール産業革命の旗手であるとか、新たなる大英帝国の歴史なんてコピーも、1st.アルバムのライナーノーツに並んでいます。





THE BLACK CROWES / Sting Me (1992)
1990年にアルバム・デビュー。ジョージア州アトランタ出身のアメリカン・バンドです。イギリスのバンド、クワイアボーイズと同じ時期にメジャー・デビューしたというのが面白いところ。ブラック・クロウズもストーンズやフェイセスからの影響を色濃く感じますが、オールマン・ブラザース・バンド等のサザンロック勢からの影響も感じます。クワイアボーイズのようなストレートさやキャッチーさには欠けるのかもしれませんが、ブルース・ルーツはこちらのほうが強く感じますね。土臭さと表現すべきかな。

ジョージア州アトランタ出身ですからね。マディ・ウォータースやロバート・ジョンソン等、黒人のブルースから多大な影響を受けたというのは自然なことなのかもしれません。20数年前にシカゴのブルース・フェスに行ったさい、黒人のブルースマンだけでなく白人のブルース・ロック・バンドもいくつか出演していたんですね。その時思ったことは、広いアメリカの地方都市にはブルース・ルーツのバンドが多数存在し、売れる売れないに関わらず脈々と生き続けているのだろうな、と言うことです。

クワイアボーイズのスパイク、ブラック・クロウズのクリス・ロビンソン。 どちらも魅力的なハスキー・ボイスの持ち主です。ああいった声に若い頃 憧れた時期があります。飲み会で騒いだ翌朝、声がボロボロになっていて "うわ~! ハスキーボイスだ!" と嬉しくなったこともあります。同時に考えたバカなことが "そうだ!毎晩酒を飲んでシャウトすればきっとああいう声になれるんだ!" です。
(*^^)v





GUNS N' ROSES / Welcome To The Jungle (1987)
最後は大御所のベタな曲を。前ふたつのバンドとは少し毛色が違いますが、ブルース・ルーツという意味では共通するものがあります。百花繚乱の80年代メタルの中にあって、このバンドの衝撃度はかなりのものであったと記憶しています。

個人的にはヘビー・メタル・ロックというジャンルは苦手分野ですが、ガンズは最初に聴いた時から親しみを感じました。これってヘビーメタル? エアロスミスみたいなとこがあるし、けっこうブルージーだよね。が感想ですかね。70年代仕様のハードロックを感じるバンドといったところでしょうか。

衝撃度というのは、ストーンズやエアロスミス等のブルース・ルーツに、セックス・ピストルズの危ういパンクロックの雰囲気が加わった、みたいなところから来ているのだと思います。 それから「問題児」アクセル・ローズの持つ荒々しいイメージによるものもあるのかも。 忘れてはならないのは、ギターのスラッシュがレスポールを弾いていたことでしょうか。レスポールって、80年代はロックギターの主役からは降りていたので、ガンズが売れたことによってレスポールも復権した。 これは大げさですかね。

ガンズ・アンド・ローゼズの成功はひとつのきっかけにはなったと思います。聴衆に受け入れられたことによって、レコード会社などの売る側のお偉いさん方も、「ブルース・ルーツのああいった音楽性でも売れるんだ」と見直したのではないかと。これは僕が当時 感じたことです。






これはおまけです。 ガンズ&ローゼズは一度だけライヴに行ったことがあります。 1992年の東京ドーム公演です。エネルギッシュなライブでしたが、凄いのは演奏時間です。3時間は演ったと思います。ブルース・スプリングスティーンの初来日時も、演奏時間は3時間を超えていたと思うのですが、ガンズも凄かった! やっぱ肉食獣って違うよな。('ω')ノ