ツイッギー | Get Up And Go !

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ツィッギー (原題:Twiggy)(2024 / イギリス)
● 監督: サディ・フロスト
〇 キャスト:ツイッギー / ブルック・シールズ / ダスティン・ホフマン / シエナ・ミラー / パティ・ボイド / ポール・マッカートニー / ステラ・マッカートニー / ルル / ジョアンナ・ラムレイ




映画『ツイッギー』を観てきました。ツイッギーというのは、日本では60年代後半に "ミニスカートの女王" と呼ばれ、若い女性たちにとって憧れの存在であったイギリスのファッション・モデルのことです。映画で描かれたこと、描かれなかったことを含めて少しだけ記事にしてみたいと思います (ネタバレ注意)





ツイッギーは1949年ロンドン出身。映画には現在のツイッギーも登場し、自らの過去についてを語っています。ブルック・シールズ、ステラ・マッカートニー、パティ・ボイド、シエナ・ミラー等も登場。 当時の映像、写真を背景にツイッギーについてを語っていく構成です。

ツィッギーと言うと、60年代後半のスウィンギン・ロンドンの象徴的存在として語られることが大半だと思います。少年のようなショートヘアー。大きな瞳につけまつげ。小枝のような細い体躯は、当時モデルには向いていないといわれたそうですが、インパクトの強い彼女の写真を見たデイリー・エクスプレス紙のファッション担当者が、同紙に写真を掲載するやあっという間に、"1966年 ロンドンの顔" になってしまい、それは世界へと広がっていきます。その時まだ16歳です。

同じ労働者階級であることに、ポール・マッカートニーは親近感を抱いたようですが、"そのままの自分で生きる" を信条としていたということです。もともとは社交的ではなかったというツイッギーですが、その笑顔は自然で魅力的です。これは映画の中でダスティン・ホフマンが言っていた言葉ですが、「彼女は成功よりも人とつながろうとする人」だと。



↑ 伝説のモデル、ツイッギーが思い出に残る14のルックを振り返る。


モデルをやめた後のツイッギーについては、日本ではあまり知られていませんよね。軸足を女優業に移した70年代以降のツィッギーは、ミュージカルでも評価され、またポップ・シンガーとしても活動しています。人気が下火となった時期でも、常に前向きに活動していた人だということです。

また私生活上の困難についても語られているので、ひとりの女性の人生を描いた映画としても興味深く見ることの出来る内容となっています。映画ではこのあたりにも時間を割いていて、そこはドキュメンタリー映画として評価の出来るところだと思います。監督のサディ・フロストは、他に「マリー・クワント スウィンギン・ロンドンの伝説」でマリー・クワントを描いています。

ネタバレにはなりますが、最後にポール・マッカートニーとのエピソードについて。 ツイッギーがポール&リンダ夫妻の邸宅に招待された際、部屋のあちこちに置いてあるギターをポールは手に取り、「この曲を覚えているかい?」と言って「ブラックバード」を歌い始めたとのこと。なんとも贅沢な贈り物です。

いい映画ですよ。 とりわけ女性には薦めます!
グラサン




TWIGGY / Be My Baby
ツイッギーの歌う、おなじみロネッツの曲のカバーですが、ツイッギーのイメージにも合っていますね。




60年代イギリスの若者カルチャー、スウィンギン・ロンドンについて過去記事にしています。
興味のある方には薦めます ↓ (click) 

マリー・クヮント スウィンギン・ロンドンの伝説