
先月開催されたオアシスの日本公演は大好評だったようです。初期の3枚のアルバム『DEFINITELY MAYBE』『MORNING GROLY』『BE HERE NOW』からの選曲が大半のセットリストは、その3枚を特に聴き込んでいた僕のようなリアタイ世代にとっては満足のいくものでした。演奏のほうは、ギター3本による体制であったことで、確かに重厚感もありましたね。
でも何よりも素晴らしかったのは、その音の壁に負けないだけの力が、リアム・ギャラガーの声にあったということです。ブリティッシュ伝統のポップさを引き継ぐノエル作曲のメロディと、ロックそのものとも言えるリアムの声の組み合わせが、オアシスの魅力ですからね。
・Live Forever
・Rock 'n' Roll Star
・Slide Away
・Whatever
・Don't Look Back In Anger
・Some Might Say
・Roll With It
・Wonderwall
・Stand By Me
90年代半ばまでの初期の曲で好きなものを、思いつくままに挙げてみました。今回のライヴではすべて演奏されています。もちろん他に好きな曲はあります。 おそらくこの頃のノエル・ギャラガーは、ソングライターとしてメロディも詞も自然にあふれ出ていた時期なのではないかと思うのです。

Whatever
初めてオアシスの音を聴いた当時、ギターを隙間なく埋めたラウドなサウンドに「ちょっと粗すぎるんじゃないの」と思ったりもしましたが、メロディには親しみやすさがあって、そのあたりで"第2のビートルズ" といった言われ方をしていたのだと思います。
実際ノエルもリアムもビートルズからは多大な影響を受けています。悪態と暴言の男・リアム・ギャラガーも、「ビートルズとストーンズは別格」とか「ビートルズの曲はすべて好き」なんてことも言っていて、このあたりの素直さには可愛げがなくはないですね。
兄貴のノエルはビートルズはもちろん、アバやバート・バカラックに対してもリスペクトを示していて、曲作りに関してはかなり勉強していたと思われます。ジョージ・マーティンの「世代を代表するソングライター」という評価を聞いた時には嬉しかったでしょうね。

というわけで、ビートリーなオアシスの楽曲ということでは「Whetever」なのではないかな、ということで。ビートルズのアルバム『REVOLVER』は、オアシス、ブラー、パルプ等 ブリット・ポップの原型となるアルバムと言われていますが、「Whatever」にも『REVOLVER』の雰囲気を感じます。
「Don't Look Back In Anger」と並んで日本では人気の高い曲です。ノエルは「なぜか日本で人気がある曲」と言っていますが、TV-CMで使用されてことが影響しているのかも。僕もこの曲をライブで聴くことを楽しみにしていました。この曲の演奏時には、ステージ背景は「Whatever」のシングルのジャケットを背にしてのリアムの歌う姿が映し出されていました。
Whatever
94年『ジュールズ倶楽部』出演時のスタジオライヴ。 92年から現在まで続くイギリスの老舗音楽番組です。日本でいうと「ミュージック・ステーション」と「ミュージック・フェア」を合わせた感じの番組でしょうか。日本ではCS放送の「ミュージックエア」で視聴できます。
