
Pop LiFe Pop FiLe #53
Hits of 1975 ③ That was 50 years ago
今からちょうど50年前。 1975年の洋楽ヒットを集めたこの企画も、今年の2月に記事にして以来、放置したままになっていました。再び行きますよ!ということで、今年中にあと3回ぐらい記事に出来たらと考えています。
洋楽を本格的に聴き始めた10代前半のあの頃。部屋に籠ってラジオにかじりつき、「全米トップ40」のチャートをノートに記録しながら聴いていました。"三つ子の魂百まで" と言いますが、あの時代に形成された音楽の好みが、現在に至る僕自身の音楽志向を作った気がしています。あの時代の全米チャート上の曲が、僕の Pop FiLe の主要部分を占めているということです。
OZARK MOUNTAIN DAREDEVILS / Jackie Blue
オザーク・マウンテン・デアデヴィルズがバンド名です。略してO.M.D. 。 日本での知名度は高いとは言えませんが、全米最高位3位となったこの曲、「Jackie Blue」なら知っている人もいるでしょう。グループ最大のヒット曲です。
ミズリー州出身。 イーグルスのフォロワー的バンドであり、"第2のイーグルス" になれなかったバンドという言い方も出来ます。デビュー時はイーグルスと同じグリン・ジョンズがプロデュースを担当しています。アーシーな田舎っぽさを特徴とする、カントリー・ロックという括りなのですが、この曲に関してはわかりやすくポップ! そこに渋味を持ったAOR風味も加わってこれはなかなかいい感じ!!
DOOBIE BROTHERS / Black Water
ドゥービー・ブラザースはイーグルスと並んで、70年代ウエスト・コースト・サウンドを象徴するグループです。「Black Water」は、ドゥービー・ブラザーズ初の全米ナンバー1ヒットとなっています。
この曲は初めシングル「Another Park, Another Sunday」のB面としてリリースされた曲です。それが南部の小さなラジオ局がこの曲をかけ始めると、アメリカ全土に広がり大ヒットに至ったということです。アメリカはほんとにラジオ局の多い国で、それがアメリカのポピュラー・ミュージックの歴史の重要な部分を占めています。
アーシーな雰囲気を漂わせたこの曲が、あの時代のアメリカのカーラジオから、あるいは田舎町のバーのジューク・ボックスから鳴り響いていた風景は、アメリカ映画のロードムービーの場面を持ち出せば容易に想像できるでしょう。
因みにドゥービー(DOOBIE)とは、スラングでマリファナを意味するそうです。
EAGLES / One Of These Nights
この流れでは、最後はイーグルスの曲で行くしかないですよね。イーグルスは75年のアルバム『ONE OF THESE NIGHTS(邦題:呪われた夜)』で、それまでの牧歌的な雰囲気を持ったカントリー・ロックから、アグレッシブなロックの方向へと舵を切ります。全米N0.1ヒットとなったシングル「One Of These Night」は、イントロからしてロック的な響きのエレキギターの音が印象に残る曲です。
音楽的な好みは人それぞれで、カントリー色の強いイーグルスを好むファンもいれば、これ以降のロック色の強くなったイーグルスを好むファンもいます。この曲の収録されたアルバム『呪われた夜』は、バンドとしては過渡期にあるわけで、結果的にカントリー色とロック色が上手くバランスされることとなりました。最高傑作に挙げる人も多くいます。
前回の記事「オーリアンズ」は、9月10付けの音楽ジャンル・記事ランキングにて1位となりました。それに気を良くして今回も70年代のアメリカン・ロックを記事にしてみました。
