チャーリー・ワッツ 逝く | Get Up And Go !

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世界的人気を誇る英ロックバンド「ローリング・ストーンズ」のドラマー、チャーリー・ワッツさんが24日、ロンドンの病院で死去した。80歳だった。(AFP時事)


今朝起きてニュースで知りました。ショックです。9月26日から始まる北米ツアーへの不参加が発表されていたので、少し気になってはいたのですが… 病状は良くなかったのですね。もう一度、チャーリーも参加しての日本公演を期待していたのですが。

僕がストーンズのコンサートに行ったのは2度だけですが、2014年の来日公演はすごく良かったのです。90年の初来日の時は、ストーンズだ!ストーンズだ! で興奮ばかりだったし、音の方も響き方の悪い席だったのですが。 2014年の時は場所も良くてじっくりと聴くことができたのです。

ビートルズのドラムはリンゴ。ツェッペリンのドラムならジョン・ボーナム。同じようにストーンズのドラマーはチャーリー・ワッツ以外考えられません。バンドのサウンドと言うのは、メンバー全員の出す音によって作られるのですが、バンドの質感と言うのはドラムによって決定される部分が大きいんですよね。

長年聴いてきて耳に馴染んでいるというのもあるかもしれませんが、ミック、キース、ロニーの背後で支えるビートは、チャーリー・ワッツ以外はどうしても考えられないんですよね。 ロックで大切なのはビートです。そういう意味では、ローリング・ストーンズはチャーリー・ワッツのドラムあってこそなのです。ミック、キース、ロニーはストーンズの顔でありボディかもしれませんが、チャーリー・ワッツはストーンズの心臓 (ビート) なのです。

言うまでもなく、バンド結成以来ずっと一緒にやってきたミックとキースのショックの大きさは計り知れないものがあると思います。ふたりともTwitterには、コメントなしで写真だけを載せていました。キースは、ドラムセットに “CLOSED” の言葉だけを掲げた写真です。









Charlie Watts dead at 80


東京ドームでのメンバー紹介時、ミックに促されてステージ前方まで来て挨拶をしたチャーリーは、少し照れたような様子でした。その姿が目に焼き付いています。



ロックが最も熱かった時代からのレジェンドが、熱かった時代のビートと共に逝ってしまいました。