J1第21節
8/16 18:30
FC東京-浦和(味スタ)


やや劣勢になりながらも後半に立て直しドローに持ち込んだ鹿島戦、終了間際のロスタイムに逆転し勝利を目前しながらのドローに持ち込まれた柏戦。

どちらも勝利には至らなかったが、内容は悪くなかった。むしろ低迷期を脱する兆しさえみえた。もちろん兆しがみえるだけで、確かなるものはないが。

今このチームに足りないものは試合内容の“継続”とそして“勝利”である。

その継続と勝利がこの試合の鍵となるのではないだろうか。そして継続でき勝利できることが、このチームの自信になる。

稀にみる混戦の今年のJリーグ。そろそろ周りが負けてくれたらなんて悠長なことは言っていられない。この大混戦レースについていけなくなった者は、自信を失ない調子を落としていくに違いない。

ポンテの復帰は微妙なところだが、大方メンバーも変えないだろう。チーム一丸となって、今日の目の前の敵であるFC東京に望みたい。
J1第20節
△ 8/9 19:30 曇
浦和 2-2 柏
(埼スタ 46981人)


終了間際のロスタイムに永井のゴールで逆転するも、その後あと残りワンプレーかというところでフランサに決められドローで終了。

内容に関しては鹿島戦同様に悪くなく、ある程度自分たちのやりたい事が出来ていたと思う。2つの失点に関しても、修正する点はあるが、それ以上に相手を誉めるべきだろう。

終了間際が試合の全てではないが、ロスタイムに決めながら勝ちきれないのは、残り数分の使い方を誤ったた。あからさまな遅延行為をしろと言うわけではないが、選手交代で時間を稼ぐとか集中しマイボールをキープするとか、もう少し時間の使い方を考えるべきだったのではないだろうか。

試合全体では、人もボールもある程度良く動き、しっかり中盤を作っていたと思う。ただし相手の柏同様にラストパスや前線(FW)がピリッとしなかった。

引き分けたというより勝てなかったという感じだが、ゲーム内容は決して悲観することはないと思う。ただリーグは、稀にみる大混戦。サバイバルレースから離されないためにも、勝ち点を1つでも多く積み重ね、勝ち点を1つでも落とさないようにしっかり戦っていきたい。
J1第20節
8/9 19:30
浦和-柏(埼スタ)


鹿島戦から2週間、途中バイエルン戦との親善マッチやJリーグのオールスターマッチがあり、間隔があいた感がある。カシマスタジアムでの内容を忘れない為にも、あまり間隔は開けたくなかった。

現在、首位の鹿島とは勝ち点差2点で追う2位。今節ホームでの柏戦、一体どんな闘いを魅せてくれるのだろうか。

柏とは国立でのアウェーで、リーグ再開の出鼻をくじかれ苦杯を舐めている。何がなんでもホームの埼スタで借りを返さなければならない。

最近の柏は、しっかり守りスピードを武器に全員攻撃を仕掛けてくる。チームとして闘い、個人の役割が明確だ。一体感や躍動感を感じ、チームとしての戦術に完成度の高さを感じる。

一方で浦和は、鹿島戦ではチームとしての躍動感を感じたが、今節も続けられるかは正直疑問だ。まだまだ高い“個”の力を結び、繋ぎとめる糸がない。つまり明確なつなぎ役が不在だ。

その問題を解決に向かうような糸口になるのか、バイエルン戦での布陣もそうだったが、闘莉王を最終ラインに戻し、阿部をボランチに置いた。確かに闘莉王が中盤にいることは攻撃力も上がり、相手にとっても脅威だろう。しかし阿部や細貝(五輪で不在だが…)が入る方が、落ち着きと安定感やまとまりがある。

柏は前回の国立での闘い同様に、闘志を燃やしてくるだろう。そんな相手に浦和は、“個”で切り崩すのか、“組織”で切り崩すのか…。

その点にも注目してみたい。