J1第20節
8/9 19:30
浦和-柏(埼スタ)


鹿島戦から2週間、途中バイエルン戦との親善マッチやJリーグのオールスターマッチがあり、間隔があいた感がある。カシマスタジアムでの内容を忘れない為にも、あまり間隔は開けたくなかった。

現在、首位の鹿島とは勝ち点差2点で追う2位。今節ホームでの柏戦、一体どんな闘いを魅せてくれるのだろうか。

柏とは国立でのアウェーで、リーグ再開の出鼻をくじかれ苦杯を舐めている。何がなんでもホームの埼スタで借りを返さなければならない。

最近の柏は、しっかり守りスピードを武器に全員攻撃を仕掛けてくる。チームとして闘い、個人の役割が明確だ。一体感や躍動感を感じ、チームとしての戦術に完成度の高さを感じる。

一方で浦和は、鹿島戦ではチームとしての躍動感を感じたが、今節も続けられるかは正直疑問だ。まだまだ高い“個”の力を結び、繋ぎとめる糸がない。つまり明確なつなぎ役が不在だ。

その問題を解決に向かうような糸口になるのか、バイエルン戦での布陣もそうだったが、闘莉王を最終ラインに戻し、阿部をボランチに置いた。確かに闘莉王が中盤にいることは攻撃力も上がり、相手にとっても脅威だろう。しかし阿部や細貝(五輪で不在だが…)が入る方が、落ち着きと安定感やまとまりがある。

柏は前回の国立での闘い同様に、闘志を燃やしてくるだろう。そんな相手に浦和は、“個”で切り崩すのか、“組織”で切り崩すのか…。

その点にも注目してみたい。