やはりであった。テレビ・新聞・ネットと報道されていた物をいつくか見たが、多くが正確性に欠けた内容だった。事実と食い違うもの、事実に近くても不十分だったものと多々あった。

改めて、報道する側の伝える力の情報力とそれを見る側の判断が問われる。

今回の一件だけではないが、報道の仕方によって善悪が大きく変わってしまうことがある。非常に非常に残念な事である。

もちろん自分もスタジアムにいたが、すぐ近くにいたワケではないので本当の事実は分からない。見えたものでしか認識出来ない。

しかしこれだけは言いたい。
ほとんど報道では「試合後の選手同士のいざこざが発端」となっていた。確かに一つ要因であるが、事の発端は試合開始前のガンバサポからのレッズサポへの水風船やペットボトルの投げ込みである。

しかもそれが人に当たっている。それでもレッズサポは投げ返さなかった。もちろんヒートアップしたが、それを投げ返しではなく自分のチームへのコール(応援)で応戦した。
しかし止まない投げ込みとエスカレートに、ついに浦和側も行動に出てしまった。そして囲い込み。

発端はどうであれ、こうゆう結果になったのは本当に本当に残念です。埼スタになってからこうゆう大きな騒動が、なかっただけに残念。

両チームのサポーターは、ピッチ同様に皆熱い思いを持ち闘っている。ただ同じ思いでも、暴動という表現は正しくないし、暴動というのに善しとしない人達も巻き込まれたのが残念です。(ガンバ側にも投げ込みを制止する人もいたと聞く。)

両チームは、HPで今回の件についてコメントを出した。今後、再発がないように話し合っていくとコメントしている。

子供や女性や年配の人が、安心してスタジアム観戦で出来る。これは日本が世界に胸を張って言える事だ。出来る事ならば、いつまでも胸を張っていたい。
J1第13節
● 5/17 14:00 晴
浦和 2-3 G大阪
(埼スタ 57050人)


約2ヶ月ぶりの敗戦。
そしてホームでの敗戦。

試合以外の部分で大変な騒動があったが、ここではまず試合の事を考えたいと思う。

今節は試合開始から、試合の入り方がとても良かった。積極的にかつコンパクトに試合を進め、フィニッシュへも繋がっていた。

試合全体的にも内容が良く、冷静に考えると好ゲームだったかもしれない。

ただ1点目・3点目の失点の場面は、相手の動きに対して連係やマークの明らかなミスである。あれだけドフリーにしてしまえば、失点しても致し方ない。

そして問題の2点目の失点だが、何度もVTRをみても阿部はボールに触れておらず、マイボールだった。

誤審である。誤審自体は非常に悔しく残念だか、しかし誤審が今に始まったことではなく、前節の川崎戦では逆に誤審よって失点を取り消してもらっている。

誤審自体は審判のミスだが、誤審にたいして対処出来なかったのウチらのミスである。抗議するならばスローインしようとするバレーのボールを奪ってでも抗議するべきだったし、誤審と認識した上で集中を切らさず、まずはディフェンスして止めるべきだった。

この試合は、本当に内容が良かった。大きく悔やむのは、この失点シーンぐらいであっと思う。それだけに本当に悔やまれる。

試合の入り方も良く、攻め立て、躍動感を感じた。
スコアは離されながらも、追いつこうとチャレンジを忘れなかった。

試合には負けたが、内容自体には選手もある程度の自信を持ったのではないだろうか。

これから中断期間に入る。
期間中にキャンプも予定されている。代表選手は不在になるが、怪我人も戻ってくる。ナビスコ杯もある。若手の成長も望みたい。この期間を貴重な期間とし、さらなる成長と完成を目指して欲しい。


サッカースタジアムにて観戦)
J1第13節
5/17 14:00
浦和-G大阪(埼スタ)

この試合でリーグ戦は、W杯3次予選の集中開催の影響で約1ヶ月半の間中断する。

その中断する前に、しっかり勝って終えたい…そう考えるのは誰しも同じである。

先日、日本代表・U-23日本代表と発表され、浦和からは啓太・阿部・闘莉王・高原そして萌・梅崎・セルが選ばれた。

特にセルはU-23初選出になり、帰化する時に怪我で苦しみながらも五輪を目指す為にと目標を掲げていただけに、嬉しさとまだゴールではないが間に合った安堵感である。

日の丸を背負う『浦和七人の侍』には、生き残りサバイバルを頑張って欲しい。
もちろん今日の試合でも、きっちり結果を残して、気持ちよく出発して欲しい。

一方ガンバは、今回は各代表に遠藤・安田・水本の3名。チームはACLとの並行での連戦だった過密日程も先週に一段落か。ACL予選突破を決めた安堵感と、久々に空いた一週間の試合間隔で疲労の回復具合。さて、どうでるでしょう。

ガンバは、現在リーグ10位に甘じている。しかし総合力はトップクラス。今は中位だが、必ず浮上してくるだろう。そんな相手をホームで叩いておく必要がある。

前半戦の大一番。
ここ最近同様に、試合の入り方はもちろんだが、攻守ともに総合力と気持ちが左右する試合になりそうだ。