成長幅を称賛する | 千葉市ではたらく社長のブログ


⁂写真と本文は関係ありません。



社員教育で気をつけている事があります。
それは、「成長の幅を褒める」ということ。


仕事ですから、ある程度一定のレベルに達していませんと評価はできませんし、困ります。
本来は…


しかしながら、皆がみんなそうであれば良いのですがそうもいかないのが中小企業の実情です。

仕事の実力を数値化し、
Level10が満点とすると
本来はLevel6か7は欲しいところですが
Level3か4程度の人もやっぱりいます。

ここでの話しは、
Level3か4程度の人の話です。

もちろんLevel6や7以上の人が成長したら
称賛すべきですが、
Level3か4の人が成長したとします。
しかし少し成長したところで、
欲しいレベルに達しません。

欲しいレベルには達していませんが
そんな人達が成長した事を
称賛する事が重要だと感じています。

なぜこんなな当たり前の事を言うのかというと
よくビジネスの現場で耳にするのが、
Level3や4の人が成長した時に見せる
周りの反応が寂しいからです。


成長しようとも、
「お前はまだまだだからな」
「これができたって、全然足りて無いんだよ」

こんなセリフを耳にする事が少なくありません。



もう何年も前ですが、
ある女性社員がこんな事を言ってました。
「○○さんを褒めますけど、
全然仕事ができないのにに何故、
褒めるんですか」
と、ストレートに言われた事があります。


その時、私が彼女に伝えたのは、
「そうだよね。確かに貴方の方が仕事は出来る。
でもね、○○さんは出来なかった事が
出来るようになったんだよ。
それは褒めて認めてあげるべきじゃない?
それすらも認めないと、
本人は合ってるのかどうか分からないし、
やる気も無くなってしまうと思うんだよね。」

こんな風に話しました。

「成長」は人間に与えられた
高尚な能力だと思います。
それに成長をしようとしない人に
私はあまり魅力を感じません。

一方、成長しようと努力をしている人は
目が輝いていて人間的にも魅力的です。

ですので、
成長意欲、そしてその結果
成長した事は称賛したいと思っています。


もちろん、
努力をしてその結果成長しても、
叶わない事や成し遂げられない事もあります。

どんな世界でも1番は1人しかなれません。
しかし、
1番を目指す事は平等に与えられた権利です。


成功に捉われる
より
成長に捉われろ

こんな事を言っていた方がいた気がしますが
正にその通りですし、大変共感できます。


成長しようと努力する過程に
色々な事に気がつき、
見えなかった物が見えて来るように思います。

そして、こういう人は
頑張っている人を悪く言いませんし、
がむしゃらな人を素直に応援できます。
妬みや僻みもきっとないでしょう。

だからこそ私は
成長の幅を称賛する事を大事にしています。

もちろん称賛しても、
更なる高みを見てもらうため
叱咤は止めませんが笑