本や映像で共感できる事や、
インスパイアされた事などを
スクラップをしているのですが、
たまたま見返している時に
価値観についてなんとも鮮やかに
表現されている物があったのでご紹介したく
書いてもいたのでちょうど良いなと。
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【金太郎】
竜太!
お前は今〇〇町発電所の代表だが・・・
お前の仕事はお前の為だけじゃない。
必ず人の為になっている
それが男の仕事だ!
だから力が出るし仕事が
何よりも優先すると考えてる!
【竜太】
それが女は違うんだよ・・・
それを理解しないし
亭主の稼ぎで生活が成り立ってる事の
感謝なんて残ってんのかな
むこうは同窓会だぜ・・・
【金太郎】
あのな
男と女の価値観だとか
正義ってのはほとんど別の所にある
【竜太】
オヤジもそう思う?
【金太郎】
思うよ・・・
しかしな、自分が正しいと思い込むのはやめとけ
当たり前だけど・・・
女が家庭を守り子供を育てる・・・・・・・・
こりゃあ男が金を稼いで来るのと互角だろう
その上で女は女の欲があんだよ
仕事にかこつけてるがよ・・・
その仕事の中にお前の欲があるはずだ・・・
この前、知り合いの建築屋の社長が言ってた!
アジアの業者にカーテンを発注したら
下の長さがバラバラで送られて来た
それに文句を言ったらな・・・
カーテンは外からの光を遮断し
中を見られない為のものだ
下の長さなんかどうでもいいと言って来たそうだ!
言い訳じゃなく本気でそう思っていると・・・
だから一緒に仕事はできないってな
【竜太】
そりゃあ そうだよ
次から仕事はなしだろう
成立しないぜそんなもの
【金太郎】
日本人は几帳面で精密だ
自分達と違ういい加減さは承知できないか!
しかしな!
相手の言ってる事も間違っちゃいねえだろう!
自分が・・・
絶対に正しいと思ったらそこで終わりだ
仕事も夫婦もな!
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これは漫画、これの一節です。
私の好きな漫画、島耕作に似ていますが、
サラリーマンがどんどん出世して行く漫画。
説明は不要かと思います。
主人公と金太郎とその息子・竜太との会話です。
息子の妻が同窓会に行く為に仕事がある竜太に
子供を預けた事についての会話です。
この会話の流れの全体が響きましたが、
自分が・・・
絶対に正しいと思ったらそこで終わりだ!
仕事も夫婦もな。
きゃー!!!金太郎さんかっこいー!
と思いました笑
ちょっとオネエになってしまいましたが、
まさに、
そうだなぁ、そうなんだろうなぁ。と思いました。
気になった所を順に・・・
>女が家庭を守り子供を育てる・・・・・・・・
>こりゃあ男が金を稼いで来るのと互角だろう
>その上で女は女の欲があんだよ
このくだりで竜太は、ゴリゴリの亭主関白なんだな。と感じました。
以前あるドラマで「専業主婦の年収」に
ついて触れてました。
確か…そこでは350万円くらいだったと
記憶しておりますが、
定かではないので少し調べました。
いくつかサイトを見て回りましたが、
ある程度リアルに近い算定根拠を記していたサイトがありました。
そこでは、年収はこうなっていました。
年収(子育て有り):約480万円~
年収(子育てなし):約240万円~
もしお子様が一人いて、
専業主婦になっている場合は、
旦那様が480万円を稼げなければ
夫婦家事も分担にしないと対等にはなりません。
結婚してすぐに授かるとは限りませんが、
初婚年齢の平均が30歳くらいだそうです。
そして、
この年齢の平均年収が383万円(2015年国税庁調べ)だそうです。
この歳で480万円を稼いでいない場合には、
専業主婦をしてくれている場合には、
仕事で疲れたなどを理由に
家事を手伝わないことは許されません。
100万円分を家事労働で補填しないと
対等ではないのです。
次に、カーテンのくだり。
>アジアの業者にカーテンを発注したら下の長さがバラバラで送られて来た
>それに文句を言ったらな・・・
>カーテンは外からの光を遮断し中を見られない為のものだ
>下の長さなんかどうでもいいと言って来たそうだ
確かにその通りです。
カーテンの最大の使用用途、目的は果たしています。
ビジネスの商慣習やその国の価値観の違いですね。
ビジネスは不特定多数の人との関わり合いです。
夫婦間はプライベートの中で一番
奥深い人間関係だと想像します。
その両方で、
「自分が正しいと思ってはだめ」と言っています。
以前のブログで、
価値観等は自分自身の情報の結晶で、
自分の価値観以外を受け入れ、
自身の中に取り込めた時
という話しをしましたが、
人間関係とはコミュニケーションが必須ですが
相手の価値観に触れ、仮に自分とは違ったとしても
擦り合わせていく気持ちが大切かと思います。
価値観を伝えてくれるのであればいいのですが、
伝える事が下手な人もいて、
察する事も大事だと思います。
実際、私もこれは苦手で嫌という程
失敗もしてきましたので、
その実体験から、大切だと痛感しています。
もちろん、
全ての価値観を受け入れる事はできません。
自分自身が大切にしたいと思う人は
自然に受け入れる事もできるかもしれませんし、
大切なのであれば、
「受け入れる」、「受け入れてもらう姿勢」
を持つ事は大事かと思います。