「教わる力」って、重要だなと感じました。
教「える」力として、
コーチングだの、ティーチングだの、
トレーナーのためのトレーニングもあるけど
教えてもらう立場、目線、でトレーニングって、
新卒で入社した時のオリエンテーションくらいで
社会に出て改めて教えてくれる事って少ないと思う。
また、「教わり方」が下手な人が多く、
「勿体無いなぁ」と感じる場面が多々ある。
人は誰でも、
「頼られたい」「教えたい」という欲は、
人により大小はあれど少なからずあると思う。
その欲をくすぐるのが得意な人は
自分から聞いても丁寧に教えてもらえるし
相手から必要な情報をどんどん与えてもらえる。
これが上手く出来るようになれば
成長速度も圧倒的に早くなるし
悪い事は何も無いと思う。
そもそも、「教える」と言う行為は
労力もいるし、自分の仕事の手を止めて
相手のために時間を使うわけで、
いわゆる、「教えがいの無い人」には
例え教えたい欲が高くても教えたく無い。
これを読んでくださっている方で
人から教えて貰える機会が少ない人は
「教えたく無い人」という張り紙が
背中についているかもしれないので
今すぐ確認してみた方がいいと思います。
では、教わるために必要な能力とは
どんな事なのか…
あくまで感覚だけど
考えられることを挙げてみようと思う。
まず、自分から教えてもらおうとする時
質問タイムの前
質問する時は相手の都合や場面作りが大切
○聞いていいタイミングを相手に確認
例:今、3分いいですか?
○重要な内容であれば事前にアポイントを取る
例:○○について教えて欲しいので後で時間貰えますか
質問タイム本番
○記者ばりにメモとペンを用意
ICレコーダーは相手による?
○なぜ不明点を明確にしたいか目的を伝える
例:この資料を作りたいのですが、この箇所のデータが分かりません。
○教えて欲しいポイントを明確にする
例:データの表す数字について分かりません。
○教えの中で不明な事はその場で質問
例:このデータ元ってなんですか?
○理解または不明のリアクションははっきりと
例:理解しました、分かりません
○理解出来たなら例えを出して確認
例:ではこのデータは○○の資料でも使えますよね?
○理解出来ないのであれば、その箇所を再度質問
例:先ほどの××の箇所についてなんですが、もう少し噛み砕いて教えて欲しいです。
質問タイムの後
○教えてもらった効果を相手に伝える
オーバーに伝えるのも尚良し
例:以前教えてくださった件、あのお陰で資料が好評でした。
次に、相手から教えてくれようとする時
授業タイムのシチュエーション作り
○「ありがとうございます、お願いします」
これをセットで言う。
○タイミングが悪い場合は具体的な代替のタイミングを出す
例:今、○○をしていて手が離せないので終わったらすぐに伺います。
○相手に体、目線を向ける
授業タイム本番
○まずは全部聞く、途中で口を挟まない
○聞きながら相手の本心を想像する
何故教えてくれてるのか、何を伝えたいのか
○教えの中で不明な事はその場で質問
○理解または不明のリアクションははっきりと
○理解出来たなら例えを出して確認
○理解出来ないのであれば、その箇所を再度質問
授業タイム後のフォロー
○相手から機会を与えてくれたことにお礼
○教えてもらった効果を相手に伝える
オーバーに伝えるのも尚良し
まとめると、
質問力にコミュニケーション力が
加わってる気がする。
私の周りの「出来る人」は
自分の知らない分野で必要な情報には貪欲で、
質問力、教わる力に長けてる人が多いと思う。
以前に私が見たすごい質問の仕方をしてた人は
自分の部署の部長が会議中でその様子は
ガラス越しにお互いが見えてるのに、
電話をかけて、その電話で質問してたっけ。
最初は相手の部長も驚いてたけど、
それでも、気持ちよさそうに答えてた。
質問者「MトレGF」
「すみません、○○の件で15秒いいですか?」
部長
「う、うん」
質問者
「○○にしたいんですけど、その場合は
Aですか?Bですか?僕はBだと思うんですけど。」
部長
「違う、前者」
質問者
「ありがとうございます」
なんとも鮮やかでした。
質問力に相手の立場を考えたコミュニケーションを加えれば、
「また教えてあげたい」
こんな風に思って貰える。
そうなったら、
情報はどんどん集まる。
