3 南京安全区に集中した南京市民の面倒を見た国際委員会の活動記録が『Documents of the Nanking Safety Zone』として、国民政府国際問題研究所の監修により、1939年に上海の英国系出版社から刊行されているが、それによると、南京の人口は日本軍占領直前20万人、その後ずっと20万人、占領1ヵ月後の1月には25万人と記録されている。この記録からすると30万虐殺など、到底ありえない。
4 さらに『Documents of the Nanking Safety Zone』には、日本軍の非行として訴えられたものが詳細に列記されているが、殺人は合計で26件のみ。しかも目撃されたものは1件のみで、その1件は合法殺害と注記されている。この記録と30万虐殺という主張とは、到底両立し得ない。