これまで、ペンタを移動することで、各コードに適応させることをご照会してきましたが、今回からはいよいよ具体的な曲に適応させていきたいと思います。
曲はジャズの入門曲「枯葉」です。今回前半のAメロを、次回後半のBメロをやってみませう。
その前に、せっかくやるにはバックに曲を流して、それに合わせて音を出してみることをオススメします。
オイラはマイルスが参加している名盤「Somethin' Else」/ Cannonball Adderley
でやってます。
では、早速やりましょう。前半のコード進行は次の通りです。
| Cm7 | F7 | B♭M7 | E♭M7 |
| Am7♭5 | D7 | Gm | G7 |
| Cm7 | F7 | B♭M7 | E♭M7 |
| Am7♭5 | D7 | Gm | |
(1行目)
| Cm7 | F7 | B♭M7 | E♭M7 |
いきなりⅡ-Ⅴですが、たじろぐことはありません。
これまでご説明してきた法則にあてはめると、適合するペンタは以下となります。
| GmP | G#mP | DmP | DmP |
※GmP=Gマイナーペンタの略
この程度の移動なら、なんてことないでしょ!
(2行目)
| Am7♭5 | D7 | Gm | G7 |
今度はマイナーⅡ-Ⅴで始まりますね。
適合するペンタは、次のとおりです。
| GmP | GmP | DmP | CmP |
問題は最後の「G7」ですが、ここは次の「Cm7」へ行くためのⅡ-Ⅴ(Dm7♭5 G7)と考え「CmP」をあてます。
(3行目)
1行目と同じなので省略します。
(4行目)
2行目と同様で、最後を「DmP」で押し通せばOKです。
次回は後半Bメロをやってみませう。(いつになるやら。。。)
【備忘録】過去のエントリー
ペンタでジャズ
ペンタでジャズ(その2)
ペンタでジャズ(その3)Ⅱ-Ⅴへの応用
ペンタでジャズ(その4)マイナーⅡ-Ⅴ処理方法