ペンタでジャズ(その3)Ⅱ-Ⅴへの応用 | BOBlog

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 日本はまだまだ大丈夫!

前回(9月12日) は6弦ルートのペンタをずらすことで、テンションの効いた音使いになることを説明しました。
今回はその応用編として、Ⅱ-Ⅴ-Ⅰを移動ペンタでこなしてしまおう!というもの。
 
キーは、これができなきゃ日本でジャズはできない!(^-^;)「枯葉(Autunm Leaves)」に出てくるものを使ってやってみましょう。
 
 
まずは簡単なメジャーから
 
キーはB♭で、コード進行は「Cm7-F7-B♭△7」となります。
わかりやすく、6弦ルートから始まるように設定して説明します。
(今回も等角フォントにコピペしてみて下さいね)
 
【Cm7】
 5度上のペンタ(+m3rd)をあてますので、3フレット基底のGmペンタになります。
 
5th m7
9th m3rd 11th
m7th R
11th 5th
R 9th m3rd
5th m7th
 
↑3フレット(6弦ルートのペンタ)
 
【F7】
 1音半上のペンタをあてますので、4フレット基底のA♭mペンタになります。
 
m3rd(#9th) #11th
m7th ♭9th
#11th ♭13th
♭9th m3rd(#9th)
♭13th    m7th
m3rd(#9th) #11th
 
↑4フレット(6弦ルートのペンタ)
 
【B♭△7】
 3度上のペンタをあてますので、10フレット基底のDmペンタになるのですが、これまでの流れからフレット間が離れすぎるので、ここでは5弦ルートのDmペンタをあてます。
 5フレット基底のDmペンタ(5弦R)ですね。
 
  M7   9th
5th 13th
9th M3rd
13th M7th
M3th 5th
M7th 9th
 
↑5フレット(5弦ルートのペンタ)
 
勘のいい方はもう気付いてらっしゃるかもしれませんが、基底となるフレットを1つずつ上げて、Ⅰのときに5弦ルートのペンタにすればいいだけなのです!意外と簡単でしょ!
 

なお、赤字になってる音は各コードのキモになる音です、最初にこの音を使うよう心掛けるだけで、コード感のあるアドリブになります。
 
 
そんじゃ、次にマイナーをいってみましょう!
 

キーはGmで、コード進行は「Am7♭5-D7-Gm7」になります。
 
【Am7♭5】
 4度上のペンタ(+♭5th)をあてますので、10フレット基底のDmペンタになります。
 
11th ♭5th m6th
R m3rh
m6th m7th
m3rd 11th ♭5th
m7th R
11th ♭5th m6th
 
↑10フレット(6弦ルートのペンタ)
 
【D7】
 1音半上のペンタをあてますので、13フレット基底のFmペンタになりますが、フレット間が離れすぎるので、ここでは5弦ルート・8フレット基底のFmペンタ(5弦R)をあてます。
 
m7th ♭9th
#11th ♭13th
♭9th m3rd(#9th)
♭13th    m7th
m3rd(#9th) #11th
m7th ♭9th
 
↑8フレット(5弦ルートのペンタ)
 
【Gm7】
 5度上のペンタ(+m3rd)をあてますので、10フレット基底のDmペンタになります。
 
5th m7
9th m3rd 11th
m7th R
11th 5th
R 9th m3rd
5th m7th
 
↑10フレット(6弦ルートのペンタ)
 
Ⅴ7の時だけ、2フレット下げた5弦ルートのペンタにして、また2フレット上げて同じ6弦ルートに戻る、というもの。
こっちも簡単ですね。
 
前回と今回の内容を会得すれば、Jazzも恐いものではなくなりますよ。チョーキングポイントも同様に使えるので、手癖でバリバリ弾けます!お試しあれ!( ̄ー ̄)
 
 
と言ってはみたものの、オイラもまだまだ曲のコード進行がおぼえきれず、上手くペンタチェンジができずにシドロモドロな演奏しかできません。。。(^◇^;)
 

修行せねばっ!