お金の仕組み | 世紀末救世主伝説

世紀末救世主伝説

愛を取り戻すために…

お金の仕組み

お金は稼げない、支払われるものだ

需要と供給のハナシ

需要が無ければ、そこに対価が生じる事が無いし
他人の欲望をコントロールするにはそれ以上のコストがかかってしまう。

つまり、ワナ猟のように理詰めで支払わざるを得ないよう
相手から契約を先んじて締結するように仕向けなければならない。
となると、相手方が安心できる取引先となるほかない。

また、新規産業に限り広告と消費者に対する直接的資本の投下で
問答無用※1に事業シェアを拡大する事ができる点もあるものの
やはり資本量の大小ではなく、契約履行の確実性が重要となってくる。
※1新規産業の技術的優劣を消費者が判別できないため


そこで、発生する手段が営業なのだが
いまだに多くの企業や個人がその在り方や意義を誤解しており
体系的に契約履行の確実性(信用)と営業を結びつけることができていない。

つまれば、サラリーマンや個人事業主などの小さな責任主体も
これらの営業を習得していけば大企業に押しつぶされる事は無いのだ。
 

ニッチ(変わりダネ)戦略の危険性

昨今は、大企業に抵抗するために
王道から外れてニッチ分野への展開を行なう法人が多いものの
やはり、王道では競争できない者が始めた産業は滅多に買収を受けず
結局は大企業の類似品目展開で押しつぶされてしまうことが多い。

それこそ、単独で王道と張り合える力を有する事業体であれば
買収の対象として品定めを受ける事となるが
脱落者では、そのスタートラインに立つ事すら適わないのだ。

つまり、はじめから変わりダネの要素を目的として
発起者がアイデアを実現して自身で使いたいと思うような仕組みを
愛着を持って実現に向かうのであれば成功は容易であるものの

競争から逃げた者の逃げ場としては
失敗が容易に想像できてしまう終着点であるため
所属する企業がこのような事を始めたら逃げ出す準備をしておこう。
 

営業の神髄

営業とは、すなわち相手個人に対する
個としての自身が行なう関心の表示であるため

「日々にお変わりがないか」や「(専門性)に異常がないか」など
ほかにも旅行に行ったならば「お土産買ってきました」といったように
営業を行なう者の専門性に関わる日々のこまやかな連絡や
営業者個人の金銭的出血を伴う道理に適った心遣いなど

単に、お中元や行事だから何かを送るとかではなく
あくまでも、個人的活動の延長上に相手を含める必要がある。

また、この営業活動中に相手から
相談を受けない限りは商品の提案などもしてはいけない。※2
※2契約更新の際に単に相手の契約内容を支出を抑えつつ良くするものであれば提案しよう
 
このように、社会的関与と商品の提案を
メリハリつけて行なうことは恋愛にも応用できるもので
最低限、相手が安心して話せるような関係がなければ
容姿がいくら優れようとも酒を二人きりで飲みには行かない。

ただし、距離が近くなろうとも、金銭のやり取りを行なうものとして
最低限距離を保つべき時や場所、振る舞いというものは
こちらから敢えて距離を置かなければならない。

このような、営業を行っていると相手にできる限界にぶつかって
やはり得意先というものが固定されていってしまう。

ここで、大切な得意先の営業を部下などの他者に任せると
経験に基づいて言うが、絶対にその取引先を失ってしまう。

なので、人を雇って自分の営業を拡大するよりは
自分が世話できる相手を上限に最大限尽くせばいいじゃないか
という営業の本質と禁忌に関するお話しでした。

交渉術なんてものは幻想に過ぎないってコト。


カバー画像は中国の武夷岩茶という年配の方に喜ばれるお土産。
自分でも飲むような良いモノなので是非お試しあれ。
                                おわり