資格検定を独学する人が増えているようです。
様々な要因が考えられますが予備校の教務力の低下があるのではないか?
賃貸不動産経営管理士で調べてみました。
令和4年度 問44 不動産業ビジョン2030 管理業の役割 の問題があります。
「知識と実務」の第1編の最後に出てくる図表で毎年出題されてもおかしくありません。
この試験を法律を軸に考えると「常識で解ける」「読めばわかる」「覚えなくてよい」になります。
この試験を経営管理を軸に考えると「とても大事な問題」になります。
経営者は組織のメンバーにビジョンの理解・共有・浸透を求めます。
試験委員は5問免除問題の前に出題して受験生全員に管理業の重要性や役割を理解してほしかったと思われます。
また試験委員は「受験生は知識と実務を読まない、でも過去問なら何回も廻す」と知っているのでしょう。
この問題はあと数年、各社の過去問題集に掲載されることになるでしょう。
私はこれでもう役割はでない、官民共通の目標も出ないだろうと思っていました。
ところが令和5年度 問48 不動産業ビジョン2030の問題 官民共通の目標 が出ました。
ただ5点免除の問題です。
5点免除講習を受けた人は無理に覚えなくてもよいと手加減しているのでしょう。
予想模試で不動産業ビジョン2030をすべて掲載している予備校もありました。
過去問題等の分析等が進まずどれがでるかわからないので取捨選択できないのでしょう。