背骨コンディショニング スペシャリスト/作業療法士の鈴木諒です。

 

 

今回は「自分自身が持っている基準」を見直してみませんか?というようなお話をしてみたいと思います。

 

 

※音声で理解したい方はこちら

→【#171 自分の基準を見直そう】

 

 

「自分の持っている基準」というのも、体や動きの基準ですね。

 

例えば筋トレしっかりやったりとか、毎日あれこれ動いて活動的な方を見ると「あの人すごいなあ」とか「あの人はきっと特別なんだな」と思う事って誰しもあると思うんですよね。

 

 

でも多くの場合、その人が特別っていうことではなくて自分が持ってる基準よりも上にいるからすごいなって思うだけですよね。

 

逆にその相手から見ると「別にこれ当たり前だよ、普通だよ」って思うと思うんです。

 

 

 

これが何につながるのかというと、身体の不調を改善するために筋トレは大事ですよ、運動習慣ってとっても大事ですよってお話をよくしています。

 

その時に

体操を毎日やる事

ってどうでしょう?

 

 

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腰の調子を良くしたい、痛みを取りたいという目的で体操を毎日頑張っている。

それ自体は素晴らしいことです。

 

でも毎日体操やってますという話を聞いて「すごいな」って思う方もいれば、「毎日やるのなんて当たり前だよね、だって痛み良くしたいんでしょ?」て考える人もいると思うんです。

 

 

そう言われると冷たく聞こえるかもしれないんですが、私は運動指導者としても作業療法士としても、やっぱり身体の不調を改善したい方にとっては後者の方であってほしいんです。

 

「自分の体の痛みを取りたいんだから、毎日やるなんて当たり前だよね」

 

くらいに思ってほしいんですよね。

 

 

毎日やるのがすごい偉い!ってなると、身体の不調を改善するのって難しくなってくると思います。

 

 

 

 

やっぱり現代の生活は車を使うのが当たり前とか、パソコンやスマホでインターネットで買い物して届けてくれるとか、そういうサービスがとっても充実しています。

 

すごい便利な生活ではある一方で、体を動かす機会が本当に少なくなっています。

 

体を動かすというのはただ歩くとかではありません。

 

 

電気がない、水道も十分に通っていないような昔ながらの生活というのが、やっぱり大変ではありますけども日常的に筋肉を使う生活でした。

 

そういう生活をしていた方にとっては、筋トレは別に必要なかったんですよね。

 

 

 

でも現代の便利な生活をしている私たちにとっては、筋肉を使う場面が本当に少なくなってるので、運動や筋トレしなければ筋肉が弱くなって骨が支えられなくなり不調が出てしまう。

 

これは当然の流れなんですよね。

 

 

ですので、日常生活とは別に筋トレをする時間、運動する時間を優先的に確保しましょうねっていうことだけなんです。

 

 

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こういう話は普段運動している方にとっては「当たり前だよね」ってなりますし、普段運動していない方にとっては「毎日運動するなんてすごい!私には無理」となりやすいので、結構大きな差になると思います。

 

 

 

こう思うのが、リハビリの仕事をしてきて体操することさえも大変な方が多いということ。

 

背骨コンディショニングでお伝えする体操は200種類以上あるので、その方の状態に応じて運動のレベルを調整します。

 

 

私が普段意識しているのは「ちょっと頑張ったらできるような運動」をお伝えすることです。

 

でも、その「ちょっと頑張る」ということさえも、すごい努力が必要なことになっちゃってるんですよね。

 

 

普段から運動習慣がある方にとっては基本の動きはすぐにクリアして、運動のレベルも上げています。

 

でも運動習慣が無い方は、体操することさえもすごいことだと思ってしまう方もいらっしゃいます。

 

そういう方にとっては基本の動きでもキツく感じたり、もっと簡単な動きを求めてしまう。

 

それでは身体の不調はなかなか改善されません。

 

 

 

不調を改善するための運動なので、もちろん痛みがあると大変だという気持ちはわかりますが「痛みがあるから動けない」という考えになると厳しいです。

 

そのような考えよりも、身体の調子を良くするために「今の自分にとっては確かにこの動きは大変だ」「この動きをやると痛みが出てしまう、でもこれが出来る必要があるんだな」と理解していただけると良い方向に向かうと思います。

 

 

実際にパーソナルの現場とかでも、このように理解されている方は運動を頑張って継続されて調子が良くなっています。

 

 

 

あと、週2回の筋トレは絶対に外せないです。

 

でも筋トレって聞くだけで「私は筋トレが苦手だから、好きじゃないから」と、自分の基準で筋トレというものを捉えてしまう方もいらっしゃいます。

 

 

先ほどお伝えしたように、昔ながらのある意味不便な生活だった時代は日常場面で筋肉を使っていました。

 

でも便利な生活を続けている私達は、日常生活とは別に筋肉を鍛える必要があります。

 

 

たしかに筋トレが習慣になるまでは大変なんです。

 

努力も必要だし、ある意味気合いとか根性というのも必要になると思います。

私も最初はそうでした。

 

 

 

 

でもやっぱり、続けていけば筋トレするのが当たり前っていう気持ちになれるんですよね。

 

 

筋力が上がると体の調子がどんどん良くなっていきます。

 

筋トレも最初は1種類、2種類しか出来なかったのが5種類、6種類とどんどん数も増やせます。

 

より重い負荷をかけて筋トレの強度を上げてさらにしっかりと筋肉をつけていくこともできます。

 

 

 

このブログを読んでくださった方には、ぜひ一度自分の基準を見直してほしいです。

 

身体の不調が続いている方は、運動や体のことに関して自分の基準内で考えてしまう傾向にあるかなと思ったので、このようなテーマでお伝えしました。

 

 

・腰や膝の痛みを取りたい

・肩こりをなくしたい

・身体の不調を改善したい

 

こう思うのであれば、それに必要な運動を知って実践するのは不可欠と言えると思います。

 

 

ぜひ自分の枠だけにとらわれないように、運動と向き合って、自分の身体と向き合って過ごしてほしいなと強く思います。

 

 

 

 

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