背骨コンディショニング スペシャリスト/作業療法士の鈴木諒です。
今日は運動と時間についてです。
私は背骨コンディショニングだけでなく作業療法士(リハビリの国家資格)としても勤務しており、日々ご高齢者の方々と接しています。
皆さん、何かしらの痛みや病気などを抱えています。
そして共通しているのが
◆運動は苦手!
◆まして筋トレなんて嫌い!
(まぁこれは高齢の方に限ったことではないんですが…)
こうおっしゃる方、本当に多いです。
背骨コンディショニングでは3つの要素である
①体操でゆるめる
②矯正する
③筋トレで筋力向上
この3つが揃うことで様々な不調を改善・予防できると考えてます。
そこでネックになってくるのが、言うまでもなく
③の筋トレです。
「この痛みや不調を改善するのに一番必要なことは筋トレです」
ということをお伝えすると
「今さら筋肉なんてつかないでしょ、先生」
「もう歳だから」
のような返答をよく受けます。
そこで大事なことが一つあります。それは
筋肉は適切に鍛えることで何歳になっても発達する
ということ。
70歳だから、80歳過ぎてるから…
と諦める必要はないんです。
でも、不調を抱えている方の多くは適切な運動習慣が無いということがほとんどです。
習慣が無いので「筋トレ」という言葉を聞いただけで拒否反応を起こす方もいます。
そしてテレビや健康雑誌などで様々な体操や運動が紹介され、運動が苦手な方にも取り組みやすい内容も多いです。
そこで大切なことがあります。
筋肉は適切に鍛えることで発達する
ということ。
(「適切」というのは、トレーニングは人それぞれに合う強度(負荷量)、頻度、正確性を守ることが必要)
「運動が苦手な方にも取り組みやすい」というのは、運動への動機づけという意味では良いと思います。
一方で、上記の強度や頻度が守られていないトレーニングの内容であることも多いです。
もう一度言いますが、不調改善・予防のためには
背骨や関節を正しい位置で支える筋肉を鍛える
ことが必要です。
つまり、
トレーニングの強度や頻度が守られていない運動をいくら頑張って時間をかけて続けても十分な筋肉はつかない
ということ。
頑張っても効果が出ないと悲しいですよね。
でも、その説明をしても
「それでも先生、やらないよりはいいでしょ?」ということも言われます。
まぁ本当に何もやらないよりはマシかもしれませんが、その程度です。
しつこいようですが、それでは背骨や関節を支えるための十分な筋肉はつきません。
人間の身体はそのように出来ています。
それでも【やらないよりはいい】程度の運動を続けますか?
それとも【やるとしっかり効果が出る】筋トレをやりますか?
筋肉が十分につくまでは時間がかかります。
適切に地道に継続しても、1年や2年は当たり前にかかります。もっとかかるかもしれません。
でも、筋トレしなければ筋肉は徐々に退化・萎縮していきます。
時間がかかるから始めるなら出来るだけ早い方がいいです。
不調が出てから気づいた時に筋トレを始めるのってとても大変です。
時間は本当に貴重です。
どうやっても取り返すことは出来ません。
ぜひこのブログを読んでくださったあなたには、今すぐにでも筋トレにしっかり取り組んでほしいです。
そしてあなたの周りに不調でお困りの方がいらしたら、ぜひ伝えてほしいです。
「自分は何をすればいいの?」と困っている方は、ぜひ私のパーソナル指導・背骨矯正にいらしてくださいね。
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