背骨コンディショニング スペシャリスト/作業療法士の鈴木諒です。
1月24日(金)は、清田での体操教室でした。
この日のテーマは「股関節」について。
私自身、右股関節の不調に悩まされた時期がありましたが、背骨コンディショニングの理論をもとに運動で改善した経験があります。
参加者は6名!
普段通われている方のご紹介で、お一人の方が初めて参加されました。ありがとうございます。
参加者の方々で股関節の不調経験がある方が、なんと4名。
やっぱり多いですね。
股関節の不調を抱えている方は、全国的にも400~500万人もいるようです。
その多くの場合で原因となるのが「変形性股関節症」
何らかの原因で股関節の軟骨がすり減り、関節の隙間が狭くなって骨同士がぶつかることで痛みが出ます。
それを繰り返すと炎症が起き、徐々に変形してさらに痛みが強くなるというのが一般的な見解のようです。
では、背骨コンディショニングではどう考えるか。
やはり一番の原因は
お尻の筋力不足!
これに尽きます。
解説すると、股関節は坐骨神経の通り道です。
この坐骨神経が伝導異常を起こすと、その通り道の部分で痛みや痺れ、滑液異常、むくみなどを引き起こします。
つまり、坐骨神経の伝導異常により股関節に何らかの異常が出ると考えられます。
では、その坐骨神経はどこから出ているのか。
それは腰椎と仙骨です。
この腰椎と仙骨の歪みにより坐骨神経が引っ張られて伝導異常を起こす、という考えです。
では、なぜ腰椎や仙骨が歪むのか。
それは、
骨を支える筋力が弱いから!
特に下半身の不調ではお尻の筋肉(大殿筋)がとても関係しています!
股関節も、外側から大殿筋が支えることで関節を安定させています。
とても便利な生活が可能になった現代では、意識して鍛えていなければ筋力は低下する一方です。
お尻の筋肉である大殿筋も例外ではありません。
股関節の痛む場所をほぐしたり何らかの施術をすると、一時的には楽になりますが、また戻ってしまいます。
それはなぜか?
背骨や関節を支える筋肉を鍛えなければ、正しい位置で支えられずにまた歪んでしまうからです。
ですので、股関節の不調を根本から改善するためには
お尻の筋肉を鍛えることが必須です!
ということで、いつも筋肉の大切さはお話していますが、初めて参加された方もいるので改めてお伝えしました。
一通り仙腸関節や股関節をゆるめる・矯正する体操を行い、筋トレではバックキックの強度をお一人ずつ確認して回りました。
だいたい適切に負荷をかけられている方、まだ自分に優しい方などそれぞれでした。
それでも、体操前後の痛点や股関節の開きチェックでは全員改善を実感して頂けました!
初めて参加された方からも
「短時間で効果を感じられたので、頑張って続けていきたいです!」
と嬉しい連絡を頂きました。
同時に、2月8日(土)に開催する「体操・背骨矯正体験会」にも参加申込されました。
【関連記事】
▶2月8日(土)開催 「背骨コンディショニング 体操・背骨矯正体験会」
私も、自分の股関節の不調は背骨コンディショニングの体操と筋トレ(バックキック)をコツコツ継続して改善しました。
特に筋トレは、効果を感じ始めたのが筋トレをやり始めて半年後。
その後も徐々に改善されていき、自覚的にほとんど(95%程度)改善したと実感したのは2年10か月後でした。
この期間を長いと捉えるかどうか。
いずれにしても、一つ間違いなく言えることは
筋肉は何歳からでも鍛えられますが、使わなければ低下する一方
ということです。
不調が強くなる前に、ぜひ背骨コンディショニングを実践してご自身をメンテナンスしましょう!
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