日本国内の政治の対立軸はどうやら安倍 vs 朝日新聞と言って良いだろう。
朝日が明確な証拠も出さず
「国会へ提出した決済文章のコピーと近畿財務局の原本を確認したところ決済文章に書き換えられた部分がある」
と報じると野党6党が一斉に騒ぎ立った。先ずは朝日がその事実を証明するのが筋だが、野党6党は完全に朝日の走狗であることを証明した。
行政上の義務違反などに対して制裁や行政罰を課し執行する権限を有する省庁に対して、文章が2つあると決めつけ、その文章を隠さずに出せと言う。無いと答えると無いことを証明せよと迫る。仮に100歩譲ってあったとしても普通に考えて出すはずはない。証明ができないからといって非難するのは違うだろう。そんなに国会議員という立場は強いものだろうか。
或る日突然我が家に魔法のランプがあると言われ、次の日からはいろんな人間が押し寄せて来ては出せと言う。無いと答えると無いことを証明しろと騒ぐ。更には国会審議を止め、止めた責任を感じているのかと脅す。こんな無茶苦茶な話はない。国会はいつから取調室になったのだろう。
国内が安倍vs朝日なら外交では日本vs Chinaだ。その朝日とChina共産党の利害が一致しているとしか見えない。こんな分子が日本に根強く浸食しているのかと思うと悲しいものがある。
そんな分子のせいで善良な来日者、在日者までが迷惑をしている。人権云々と言うならまず1番に取り上げるべき被害者である。彼らにすれば邪魔な存在でしか無いのだろうか。人権や不平等、差別と言った類の世論自身が世論の体をなしていない。
日本社会における人権とは何か。社会に誰を救わんとさせているのか。「人権」「不平等」「差別」という言葉が我が国を貶めんとする大陸の独裁共産主義政権に利用されているに過ぎない。日本社会においてあるべき姿ではない。
かつてキリスト教が日本に持ち込まれた時、この国土を取り込むために宣教師が狙いををつけたのは大名であった。群雄が割拠する戦国の世で交易による利を我が物とするために大名は入信した。多くの大名は宗教を利用しようとしたに過ぎない。宣教師から見ると大名を落とすことにより、その土地の信者は一気に膨れ上がった。しかし布教活動がある程度進むと今度は信者の弾圧により勢力の統合が図られるようになる。教えを忠実に信じる民の命と引き換えに宗教が政争に利用された。
現在を見ると他国が宗教を利用してこの国を植民地としようとして布教活動が進んだ頃に似ている。しかも純真な民を弾圧できないと見越して政争を仕掛けているのが違う点だ。益々始末が悪い。それが現在の朝日だと思う。
当時、他の大名とは違いキリシタンの理想の聖地を作ろうとした大名がいた。大友宗麟である。宗麟にとって満ち足りた晩年のはずだったが、実は多くの悩みを抱えていた。一つは放埓な女色漁りに怒った正室奈多方(なたのかた)との家庭不和だった。奈多方は、豊後国国東(くにさき)郡の奈多八幡大宮司の家に生まれており、宗麟のキリシタン保護に嫌悪を隠さなかった。宗麟は若い頃から病がちで、頑健な体質ではなかったが、何かに憑かれたように女色にふけった。自分の弟や娘が政治の道具としてキリシタンに取り込まれることに目を瞑ることのできなくなった奈多方はある日宗麟の隣に常に従う日本人宣教師ジョアンを松林の中で待ち伏せ周りの武士たちに下がるように命じた。
「私がお前たちキリシタンを憎んでいることは知っていますね」
奈多方の声は意外なほど落ち着いていた。ジョアンがうなづくと、
「殺して肉を食ってやりたいほどに、お前たちのことを恨んでいるのです。お前たちはなぜわたしと大殿や息子、さらには甥との仲を裂くのですか」
「わたしたちは決してそのようなことは--」
「しているのです。大殿は女色にふけることを咎めたわたしのもとから逃れ、キリシタンの掟によって別な女を室としました。我が息子の親家は乱暴が過ぎ、僧侶になることも嫌がったため、カラブルの勧めでキリシタンとなり、その後は田原家を継ぐ身でありながら、キリシタンとなったため、とうとう家を追われました。これらは、すべてお前たちがしたことです」
親家が寺の打ち壊ししていることは、ジョアンも聞いていた。
カラブルは親家の行動を神の導きによるもの、と称賛していたが、寺の打ち壊しが大友家でキリシタンを嫌う家臣たちを反発させていた。
そのことは、かつて大村純忠が寺社の打ち壊しを行い、家臣の反乱を招いたのと同じことでもあった。また追放になった親虎は奈多方の娘を妻とすることになっていたから、奈多方から見れば、娘の婚約者を奪われたということにもなった。
奈多方は暗い海に目をやりながら、
「キリシタンは真実を教えるということですが、その真実とは夫婦、親子が別れねばならぬほど尊いものなのですか。もし、そうであっても、国主がそのような道に入ることは民にとってどれほど迷惑なことか、お前は考えたことがありますか」
「民が迷惑すると申されますか」
「そうです。大殿は、キリシタンの王国を作られるそうな。大友はいま九州の六ヶ国を版図としています。これ以上、戦をして領土を増やすことなどいりませぬ。無用の戦ではありませんか。なのに伴天連は大殿のために、石火矢(いしびや=大砲)を南蛮から取り寄せたそうな。デウスとは人に無用の武器を与えて戦をさせる神なのですか」
奈多方は、きっとジョアンを睨んだ。ジョアンはうつむいて何も言えなかった。