子宮頚がんとは、


子宮の入り口の子宮頸部と呼ばれる部分から発生します。子宮の入り口付近に発生することが多いので、婦人科の診察で観察や検査がしやすく、発見されやすいがんです。また、早期に発見すれば比較的治療しやすく予後のよいがんですが、進行すると治療が難しいことから、早期発見が極めて重要です。

子宮頸がんは、進行すると骨盤の中のリンパ節に転移したり、子宮を支えている靱帯を伝って広がったり、また血管やリンパ管を通って子宮から遠い臓器(肺など)に転移したりすることがあります。(国立研究開発法人国立がん研究センター)

発症するのも30代超えてからが多く、子供を出産して子育て中に発症する方も多く「マザーキラー」とも呼ばれています。

年間一万人が発症し、3000人が亡くなるという病気で、新型コロナウイルスよりも脅威だと私は思っています。

それを予防するのが子宮頚がんワクチンです。

子宮頚がんはHPVというウイルスの感染から発症します。感染経路は性交渉です。

ですのでその前にワクチンを接種することが効果的です。国でも小学6年生〜高校1年生まで無料の定期接種を推奨し始めましたので、ぜひその親は子供に打たせてあげてほしいと願っています。

平成25年の副作用の報道で怖いと思われる方も多いかもしれません。しかし、ワクチン接種で副作用が出たとは断定できないとし、今回推奨再開となりました。

100%安全なものはこの世の中にはありません。どちらが安心して生きていけるか?の確率の問題になると思います。

それを踏まえた上で後悔しない判断をしてもらえればと思います。