境界性の人と別れるには | 高機能型境界性パーソナリティ障害の彼の呪縛から抜け出す

高機能型境界性パーソナリティ障害の彼の呪縛から抜け出す

高機能型境界性パーソナリティ障害の彼と関わってしまったこと、それにより失ったもの、得たもの、学んだこと、、、ふう。沢山ありすぎて。
記録と心の整理の意味で出会いから経過、現状を少しずつ書いていこうと思います。

こんにちは。

前回から半年以上経っていました。

 

アクセス数が増えていて。悩んでいる方が多いのでしょうか・・・

 

境界性の人の思考や言動の意味、お付き合いしていく上での対処法などは一通り書いている気がして、特に更新しなくてもいいかなと思っていたのですが、最近、「境界性の恋人と別れたいのですがどうすればいいでしょうか?」という相談があり、これは書いていない内容だと思い、今日の更新となりました。

 

私のところに来る相談のほとんどが、境界性の人の言動の意味がわからない、彼らの試し行為や八つ当たりにどう対処していけばいいのでしょう、という「お付き合いを続けていく」為のもので、別れたいけれどどうすれば上手く行くか、という内容は初めてでした。

 

確かに、別れたいならばそういえばいいじゃないの、というのはきっとなかなか通用しないのが境界性の人ですよね。

 

激しく罵られるくらいならば全然構わないですが、あることないことこちらの悪口を周りにいいふらして加害者扱いにされたり、「死ぬ」などと脅されたり、周りにはいえない(いいたくない)関係だった場合は「晒す」などといわれたり・・・

 

これまでのお付き合いであれだけ常軌を逸した言動をされてきたのですから、何をするかわからないって思いますよね。怖いって思うのも当然です。

 

 

 

一番穏便なのは脱価値化されてしまうことだと思います。

 

境界性の人は0か100思考。

パートナーのことも「最高な相手!」と理想化していたかと思えば、自分の意にそぐわなかったり何かのきっかけで相手に対してネガティブな感情を持つことが起こった途端、つまらない人、価値のない人、という認定をされてしまうのです。

(完璧な人間なんていないのにね。もしあなたそっくりな人間がいたらあなたは「理想だ!」って思うのかしら 笑)

 

彼らのそんな特性を生かし、脱価値化してもらえばしめたもの。

すーっと存在を薄くして消えていきましょう。

 

彼らはころころと気分や考えが変わるのでまたしばらくすれば何事もなかったように連絡してくると思いますが、そこはもう放置で。

(「やっぱり君しかいない」などといい、とてもいい人、優しい人、ものわかりのいい人になってくるかと思いますが、それ、その場限りですから。「あなたも変わったのね。わかってくれたのね」なんて気を許そうものならばすぐに元の彼らに戻ります。同じことを繰り返します。そこに策略があるわけではなく、ただ相手に対しての感情が安定しないからなのですけれどね。何度もいってきましたが、変わらないです、彼らは。)

 

脱価値化してもらうにはどうするか。

 

周りの人に、「あの人(あなた)って気が利かないよね」「最近、老けたかも」「なんかダサい」など、こちらに対してマイナスな感想を彼らの前でさりげなく言ってもらうとか。・・・小学生みたい。(対人関係に置いて自己が確立されていないので、体面や体裁、他人からみてどう映るのかがとても重要なのです。)

 

「私はそう思わないな」と彼らの意見に対して「違う」感を打ち出したり。・・・イライラされるでしょうけれど。(相手には全ての部分で共有したいですし、異を唱えることが「否定された」と感じてしまうのです。)

 

彼らの頼まれごとに対してわざと失敗し続けたり。・・・これも暴言を吐かれるに違いないですけれど。

 

セックスを拒む。興味なさそうにする。・・・これ、効くんじゃないかな。

 

 

彼らにとって、面倒くさい存在、かっこ悪い存在、興味の対象外になれれば脱価値化の成功!です。

 

怒りをぶつけてくるかもしれませんが、言いかえさずにじっと身をひそめているのがオススメです。

その怒りや主張はたいてい自分本位でおかしなものですが、おかしいなんて反論すればまた関わり合うことになりますから我慢我慢。

嫌がらせをしてきたら、迷わず周りの人に相談しましょう。警察や弁護士にもどんどんいいましょう。

「死ぬ」なんていってきたら、すぐに警察へ。代わりに見に行ってもらいましょう。間違っても自分が行くのはダメです。

「晒す」に関しては、覚悟をするしかないと思います。ここで別れられるのならばよかったと思うしかないです。弁護士に相談するなどして最小限の痛みで済むようにがんばりましょう。

 

 

彼らと関わってきた人でしたら今までの経験からして、話し合っても無駄だとわかっていると思います。

そもそもお互いを尊重するという思考が持てないのですから、彼等と感覚が違ったり意見が異なること(言葉)で、自己肯定感の低い彼らの琴線(地雷)に触れてしまうともうダメ。人格を否定されたり馬鹿にされているような気持ちになってしまうのでしょう。

 

「私(俺)ってそんなに無神経な人だったかな・・・」

彼らとお付き合いしていてこんな風に自分のことを思い、考え込んだ人も少なくないと思います。

 

いえ。そうではないです。

あなたはいたって普通です。いえ、むしろ気遣いの人なのではないでしょうか?

離れてみるとわかります。

 

がんばってください。